ローンの返済や生活費、自分の趣味などお金の使い道は様々。パートなどで稼いだお金を何のために使うべきか、迷っている女性は多くいるようです。主婦たちは自分で稼いだお金をどんな風に使っているのか、実情を見ていきましょう。
9割の主婦は収入を自由に使える
人材サービス「しゅふJOB」の調査機関、「しゅふJOB総研」が働く主婦を対象としたアンケート調査を実施。"主婦は自分の収入を使えるか"をテーマに、999人の意見を集計しました。
仕事をして手に入れた収入をどの程度自由に使えるか質問したところ、「自分の意思のまま自由に使うことができる」と回答した人は35.8%。「自分の意思である程度は使うことができる」の割合は51.1%となっていて、合計で9割近い人が"自分の意思で使える"と答えています。
年代別の結果を見てみると、「自分の意思のまま自由に使うことができる」と回答した人の割合が最も高かったのは50代以上(42.5%)。低い順から30代以下は27.0%、40代が33.5%という結果になっていて、年齢が上がるほど自由度が高くなっていく傾向にあるのかもしれません。
一般的な収入の使い道って?
では主婦はどんなことに自分の収入を使っているのでしょうか?"自分のために使う"という女性からは「貯金したいとは思ってるけど、趣味とか自分のファッションのために使っちゃう」「一定額は貯金して、残った分は自分の趣味とかに使ってます。旦那の負担を軽減してると考えたら許してもらえるかなって」といった声がよく上がっています。
またパート代は貯金するという人も多く、「夫の収入で生活費を賄って、私の収入はほとんど貯金に回してる。パート代がなくなったときに我慢できなくなるから、趣味に割く金額はほどほどにしておいた方がいい」「冠婚葬祭とか、いざって時に使うためのお金として貯金してます」などの意見が続出。
ほかの使い道としては、「家族で外食とか旅行する時に使ってる! 出かけるために働いてるって思うと、仕事のモチベーションも上がる」「習い事とか学費の積み立てとか、子どものために使うことがほとんど」といった声も見られます。
誰もが自分の収入を自由に使えるわけではないようで、過去には「夫にパート代を管理されそうで悩んでいる」という投稿が話題を呼んだことも。その女性は「自分のお小遣いくらい自由に使わせてほしい」と主張したそうですが、「もし管理させないなら年金や税金は自分で払え」といわれ泣き寝入りする状態に。
女性の悩みに対して、ネット上では「経済的DVじゃないの? 自由にお金を使わせないっていうのは本当にひどい」「完全にモラハラだし、きちんと相談して解決しなければ離婚もありえる」と夫を批判する声が多く上がっていました。
トラブルを避けるため、収入の使い道についてはあらかじめ夫婦で話し合っておいた方がいいかもしれませんね。
文/藤江由美