株式会社We Care Japan（以下We Care Japan）が2021年8月8日にリリースした、関東圏約9,000施設の老人ホーム・介護施設の情報を掲載した検索サイト・コンシェルジュサービス「スマートシニア」。より質の高い情報・サービスを提供するため、現在までに寄せられた利用ユーザーのリアルな声を元にUI/UXを改善し、フルリニューアルを行いました。
We Care Japanが手がける、老人ホーム探しの検索サイト・コンシェルジュサービス「スマートシニア」
リニューアルの背景
昨今、老人ホーム探しの支援を行う紹介事業者は、増加傾向にあります。各社のサービス提供方法は、大きく分けて「インターネット型」と「対面型」があり、どのようなサービス・紹介事業者を利用するかが、入居先選定に大きく影響します。従来のインターネットによる老人ホーム探しは、インターネット完結型の検索サイトとしての役割が強く、利用者が老人ホームへの理解・基礎知識を習得しないまま老人ホーム探しを始めてしまうことで、"よくわからない"や"入居後のミスマッチ"といった状況を引き起こしていました。また、対面型の老人ホーム探しでは、紹介事業者の提携施設数により提案される老人ホームが偏り、本来であれば選択肢になるはずの老人ホームが提案されることなく、入居先選定における大きな機会損失につながっていました。
老人ホーム探し・入居における課題
今回のリニューアルでは、「スマートシニア」を利用して老人ホームへ入居されたお客様を対象にアンケートを実施。その結果、実に76％もの方が老人ホーム探しにおける入居までの過程に、課題を感じていたことが判明しました。その中で、インターネット型、対面型のどちらかの他社老人ホーム紹介サービスを利用した方からは、以下のような声があがっています。
■他社インターネット型紹介サービスを利用
・インターネットで老人ホームを探していたが、施設数が多く、気になっていた施設がわからなくなってしまった。（60代女性）
・在宅介護に限界を感じ老人ホーム探しを始めたが、サイトの使い方がよくわからず、親の老人ホーム探しを諦めてしまった。（70代女性）
■他社対面型紹介サービスを利用
・紹介センターを利用したが、予算を超える高額な施設ばかり紹介され、他に該当する施設がないか気になってしまった。（60代男性）
・入院先の病院から紹介業者を案内されたが紹介会社の対応が悪く、また専門知識がないためか、こちらの希望や要望とはかけ離れた老人ホームを紹介された。（60代女性）
このように、インターネット型と対面型のそれぞれに課題がありました。
リニューアルのポイント
現状の課題を解決するために、「スマートシニア」はインターネット型と対面型のハイブリッド型として、3つのポイントでリニューアルしました。
ポイント1：ユーザーに寄り添ったUI/UXの改善により、「老人ホーム探しのわからない」を解決
老人ホーム探しに必要な「知る」「探す」「入居準備」を体系化しました。
スマートシニア改善ポイント
さらに、老人ホーム探しの効率化を目的として、以下の機能を追加しました。
・検索機能の拡充
・お気に入り登録機能
・コミュニケーションツールでの施設情報共有機能
スマートシニア追加機能
また、従来のインターネット完結型検索サイトとの差別化を図り、介護・福祉の国家資格や専門知識をもった専任のコンシェルジュのサポートにより、普段インターネットをほとんど使わない方や老人ホーム探しに不安がある方へのサポート体制を充実させました。
ポイント2：介護情報メディア「はじめての介護ガイド」で高齢者介護の情報を提供
高齢者介護は、病気や入院、認知症の進行などが原因で突然始まることが多いため、介護する側にとっては戸惑いが見られます。そこで「はじめての介護ガイド」では、高齢者介護に関わる情報や豆知識を掲載しています。
「はじめての介護ガイド」掲載記事カテゴリ
■老人ホームの種類、費用、暮らし、選び方、見学のポイント、入居手続き
■高齢者の病気、お金、豆知識
※掲載約200記事は介護の有資格者、専門家による監修記事となり、コンテンツの信憑性・品質を担保します。
スマートシニア「はじめての介護ガイド」
ポイント3：掲載エリア拡大・口コミ数の拡充で「施設選びの最重要ポイントのソフト面」の情報充実
2021年8月のリリースでは東京都約300施設の掲載から、今回のリニューアルでは関東圏約9,000施設の掲載からスタートしました。民間施設・公的施設の情報を網羅的に掲載し、より多くの選択肢を提供しています。また、利用ユーザーの方からコンシェルジュが直接収集した信憑性の高い「スマートシニア」独自のクチコミ（施設の行事・食事・生活環境・周辺環境の画像）の増加も見込まれ、老人ホーム探しにおける重要な判断ポイントであるソフト面（生活環境・スタッフの雰囲気等）の情報が充実。これにより、入居後のミスマッチ軽減に貢献することも可能です。
スマートシニア施設掲載数推移
今回のサービスについて担当者に話を聞いてみました。
「(今回のサービスの狙いは？)介護が必要になったご両親の住まいを探す50～60代、ご自身が安心して暮らせる住まいを探す70～80代の方を対象としたサービスです。これまでの老人ホーム探しの課題を解決し、何かを諦める老人ホーム探しではなく、これからの人生(シニアライフ)をさらに充実させる老人ホーム探しの支援を目指しています」
「(今回のサービスのイチオシは？)老人ホーム探しの過程における『わからない』を感じることなく、老人ホーム探しに必要な、『知る』『探す』『入居準備』を体系的に行うことができます。また国家資格や介護経験のある、経験・知識豊富なコンシェルジュによるサポートもお気軽にお受けいただくことができます」
「(ユーザーへのメッセージ)老人ホーム探しの検索サイト・コンシェルジュサービス『スマートシニア』は、高齢者の住まい選びでお役に立てるよう尽力致します」
今回のリニューアルにより、老人ホーム入居後のマッチングの精度が高まり、その結果、生活の質の向上につながることが期待されています。
