日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「老人ホームの請求漏れに対し謝る気配なし。しゃくに触る!」というお悩みに、カウンセラーの時田ひさ子さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
請求漏れに対し謝る気配なし。しゃくに障る!
有料老人ホームにいる購読者です。
ホームの経費は毎月銀行引き落としですが、先月記帳したら思ったより残高が減っていない。
調べたら請求漏れでした。
申し出ると「その分は来月分と合わせていただきます」とのこと。
「すみません」の一言もなし。
ソロバンはじいて計算したこちらの身にもなってほしい。
「申し出てもらってありがとう」の一言でもあれば済むのに。
こんなことなら何かその分で買えば良かったと思ってしまう。
しゃくに障ってイライラ。
正直者には肩こりと疲れのみ残りました。
いっそのこと、得したと思って黙っていれば良かったのかな?
宮城県 S・Hさん(80代)
【おこたえ】
筋肉を動かしながら文句を言って放出しましょう
これは腹が立ちますね。
基本的な対応のできない人へのいら立ちは、どこに向けたら良いか分からないですから、このコーナーにお持ち込みくださったことが正解だったかと思います。
こうした理不尽さは、施設に進言しても煙たがられるので、気の置けない友人に話すことで消化できるならば、それも良い方法です。
また、筋肉を動かすことが、不安や一時的なストレスを解消して、副交感神経を優位にしてくれるので、気分が落ち着いてくるという研究も多数出ております。
「なんかちょっとすっきりしたかも」と思う体の動かし方を試してみると良いかと思います。
その場で腕を振り回す、足踏みするなど、筋肉を動かしながら謝らなかったスタッフへの文句を言うという方法は、個人的におすすめしたい方法です。
例えばこの場合だったら、「謝りなさいよ」「あなたきっと仕事できないでしょうね」のように、人に聞かれたくない腹の底にあるものを、筋肉の動きとともに放出するのです。
一つ、他人に聞かれないようにご注意ください。
●時田ひさ子さん(カウンセラー)
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