キレイな詰め替え容器、玄関マット...。それ、自己満足じゃありませんか?

娘さんが独立して夫婦2人暮らしという、50歳代の収納アドバイザー。Rin(リン)さん。ご自身で編み出した「家事の手間を減らすコツ」をブログと著書で紹介し、注目されています。

「以前は、見た目をきれいにすることが片付けることだと思っていました」というRinさん。しかしいまは「ものに振り回されず、人生を楽しみたい!」が目標に。
「手間を省き、当たり前だと思っていたことを見直すと暮らしが変わっていきます」というRinさん流6つのコツを紹介! 発想を少し変えれば、すぐにできるものばかりです。

前の記事「冷蔵庫内に散らばる整理用「プラ容器」。本当に必要?(2)」はこちら。

  

手間を減らす その4 

詰め替えをやめてみる
以前は、オイルやしょうゆなど液体調味料は同じ形の美しいボトルに詰め替え、きれいに並べ、自己満足していたというRinさん。しかし...。

「ボトルを洗って乾かし、煮沸消毒をするなど、手間がかかる詰め替え作業にストレスを感じ、ギブアップ」

いまは、購入したときの容器のまま、コンロ下の引き出しに入れています。おかげで、面倒ま詰め替えはなくなり、汚れがつくたびに調味料のボトルを掃除する手間もゼロに。

キレイな詰め替え容器、玄関マット...。それ、自己満足じゃありませんか? 1805p025_01.jpg上から見て分かりやすいようボトルのキャップに頭文字を書いておきます。
酒は「さ」、酢は「す」、みりんは「み」と、フェルトペンで書いておけば、迷いません。

 

キレイな詰め替え容器、玄関マット...。それ、自己満足じゃありませんか? 1805p025_02.jpg詰め替えをやめ、家族も少なくなったので、粉類や調味料は小容量サイズを購入。
賞味期限前に使い切れます。

 
手間を減らす その5 

マットをやめてみる
玄関マット、トイレのマット...。家の中にはさまざまなマットがあります。でも、本当に必要?

「例えば、清潔を保ちたいトイレのマットやバスマットは、できれば毎日洗いたい。でも、そんな手間はかけられません。それならば、拭き掃除をした方が簡単で清潔で楽と、わが家ではマット類を使うのをやめました。安全のためにキッチンマットだけは使っていますが、やめてみると、最初からなくてもよかったと思うものが、家の中に実はたくさんあるのです!」

キレイな詰め替え容器、玄関マット...。それ、自己満足じゃありませんか? 1805p025_03.jpg

玄関マットがあったときより、格段に広々とした印象に!

 

キレイな詰め替え容器、玄関マット...。それ、自己満足じゃありませんか? 1805p025_04.jpgマットがないトイレは清潔で、スッキリとしています。

 

取材・文/佐藤由香 撮影/原田 崇、原田圭介

Rin(リン)さん

整理収納アドバイザー1級。介護支援専門員(ケアマネジャー)。北欧インテリアが大好きで、シンプルなインテリアやライフスタイルを心がけている。子育てが一段落し、これからは自分の時間を楽しむべく、パワフルに活動中。

キレイな詰め替え容器、玄関マット...。それ、自己満足じゃありませんか?
『自分8割、主婦2割 心地よく暮らす 大人のラク家事』

1,300円+税 KADOKAWA

 
この記事は『毎日が発見』2018年5月号に掲載の情報です。
PAGE TOP