「最近疲れやすい」「イライラしやすい」ならこれ! 簡単「秋の薬膳スープ」レシピ

料理研究家で国際中医師・国際中医薬膳師の石澤清美(いしざわ・きよみ)さんに、「夏から秋の症状に効くスープ」について教えてもらいました。

【前回】「むくみ」「胃腸の疲れ」「なんとなく元気が出ない」時にぴったりの「秋の薬膳スープ」レシピ

免疫力アップ

まいたけのミートソーススープ

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1人分332kcal/塩分1.2g

材料(2人分)
合いびき肉...200g  
まいたけ...1パック(100g)
玉ねぎ...1/4個(50g)
にんにく...1片
好みの植物油...大さじ1
薄力粉...大さじ1/2
(A)水...300ml 
(A)赤ワイン、トマトペースト(またはケチャップ)...各大さじ1 
(A)コンソメ顆粒...小さじ1/2 
(A)塩...小さじ1/4 
(A)こしょう...少々
パセリのみじん切り...大さじ1

作り方
(1)まいたけ、玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。

(2)鍋に油を熱して(1)とひき肉を炒め、ポロポロになったら薄力粉を振り入れて粉っぽさがなくなるまで20秒ほど炒める。

(3)(A)を注ぎ、時々混ぜながら中火で7分煮、器に盛ってパセリを散らす。「最近疲れやすい」「イライラしやすい」ならこれ! 簡単「秋の薬膳スープ」レシピ 2210_P055_02.jpg

まいたけ、ひき肉
きのこ類は気を補う力を持ちますが、まいたけは中でも五臓をサポートする力を持ち、体そのものの力の増強に役立ちます。きのこ類は何もないところからすっと生まれる生命力から、免疫増強の象徴でもあります。肉類は体の基となる血を補うのに最適で、体力の向上に欠かせません。疲労をため込まない力が、免疫力の基本になります。

イライラ解消

小松菜と刻みめかぶの緑のスープ

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1人分23kcal/塩分1.9g

材料(2人分)
小松菜...小1わ(150g)
刻みめかぶ...小1パック(50g)
(A)和風だし...300ml
(A)酒、しょうゆ...各大さじ1

※和風だしの取り方は下記参照

作り方
(1)小松菜は1cm程度にザクザク刻む。めかぶは器に入れる。

(2)鍋に(A)を煮立てて小松菜を加え、しんなりしたら器に注ぐ。「最近疲れやすい」「イライラしやすい」ならこれ! 簡単「秋の薬膳スープ」レシピ 2210_P056_02_W500.jpg

小松菜、めかぶ
イライラして落ち着かない状態は、体のどこかに熱があり、それが頭に上るのだと考えます。熱は往々にして乾燥からくるので、それを潤わせて鎮める働きをするのが小松菜。めかぶはイライラ熱を冷ます、清熱作用を持ちます。

目の乾きに

春菊と菊花のいりこだしスープ

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1人分23kcal/塩分1.8g

材料(2人分)
春菊...1/2わ(100g)
黄菊(食用)...2個
(A)いりこだし...300ml
(A)しょうゆ、酒...各大さじ1 
(A)おろししょうが...小さじ1/2 
(A)塩...少々
あればクコの実...8粒

※和風だしの取り方は下記参照

作り方
(1)春菊は1cm程度に細かく刻む。黄菊はガクから花びらを外す。

(2)鍋に(A)を煮立てて春菊を加え、しんなりする程度にひと煮し、器に注ぐ。黄菊を散らし、あればクコの実を加える。「最近疲れやすい」「イライラしやすい」ならこれ! 簡単「秋の薬膳スープ」レシピ 2210_P056_04_W500.jpg

春菊、菊花
春菊も菊花も目の不調の改善に働きます。春菊はイライラなどの精神状態を穏やかにし、目に及ぶ影響を抑えます。菊花も、頭部へ上りがちな気を穏やかにすることで、目に潤いをもたらし、目の乾燥やかすみ目を抑えます。

生気不足を補う

焼き青魚のスープ

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1人分154kcal/塩分2.7g

材料(2人分)
あじ(または好みの青背魚)...2尾
玉ねぎ...1/2個(100g)  
にんにく...1/2片
豆苗...1/2袋
梅干し...小さめ1個
ごま油...小さじ2
(A)水...400ml 
(A)酒...大さじ2 
(A)ナンプラー...大さじ1 
(A)みりん...大さじ1/2

作り方
(1)あじは頭と内臓を取り除いてきれいに洗い、半分に切る。

(2)玉ねぎは薄めのくし形に、にんにくはつぶし、豆苗はざく切りにする。

(3)鍋にごま油を熱してあじの両面を焼きつけ、玉ねぎ、にんにく、梅干しを加えて(A)を注ぐ。煮立ったら弱めの中火にし、あじに火が通るまで6分煮る。

(4)豆苗を加えてひと煮する。

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あじ、にんにく、豆苗
あじはおなかを温め、消化を整えながら、元気を補充する働きがあります。疲労回復にも役立ちます。にんにくは、熱性が高いので煮込んで使います。豆苗は伸びゆく野菜で、ぐんぐんと他を引っ張ってゆく力があります。あじが補った気血を巡らせる力になります。


《だしの取り方》

いりこだし
煮干し20g は半分に割いて内臓を取り除き、昆布3cm(4g)と水1Lとともに鍋に入れて15分以上置く。火にかけて煮立ったら弱めの中火にし、あくを取りながら7分煮て、こす。


かつおだし
昆布7cm(10g)は2 ~ 3 等分に切って水1Lとともに鍋に入れ、30分ほど浸す。弱火で熱し、ゆらゆらしてきたら昆布を取り出し、削り節25gを加え、煮立ったら火を止める。削り節が沈んだら、ざるでこす。スープベースにするときは雑味がうま味になるので、箸などでぎゅっと押さえて搾るようにこす。

※どちらも、塩少々を加えて冷蔵庫で3日ほど保存できる。それ以上は冷凍する。


撮影/原 務 スタイリング/渡会順子 エネルギー計算/スタジオ食

 

<教えてくれた人>

石澤清美(いしざわ・きよみ)さん

料理研究家。国際中医師・国際中医薬膳師。米国Nutrition Therapy Institute(NTI)認定栄養コンサルタント。ハーバルセラピスト。テレビ、雑誌などで活躍。体に優しい、季節の食材を生かした家庭料理が得意。

この記事は『毎日が発見』2022年10月号に掲載の情報です。

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