手指の痛みを和らげる「生活習慣」とは?「朝のひじ湯」などセルフケアのすすめ

ひどい痛みで指が曲がらない、関節が太くなった、指の形がおかしい...。それらの症状、もしかしたら「へバーデン結節」かもしれません。患者数350万人以上とも言われる「へバーデン結節」ですが、原因自体はまだ解明されておらず、手指の痛みをそのままにしてしまっている人も少なくないそう。そこで今回は、麻酔科医・富永喜代先生による著書『全国から患者が集まる麻酔科医の へバーデン結節・手指の痛みの治し方』を紹介。具体的な症状や対処方法、自分でできる痛みをやわらげる治療メソッドなど解説していきます。

※本記事は富永喜代著の書籍『全国から患者が集まる麻酔科医の へバーデン結節・手指の痛みの治し方』から一部抜粋・編集しました。

【最初から読む】ひどい手指の痛み...もしかして「ヘバーデン結節」かも? 痛みを和らげる方法をチェック

丁寧なハンドマッサージで手指と心をいたわる習慣をつけましょう

手指が痛いだけでなく、節くれ立ったり曲がってしまうなど変形まで起きたりすると、つい手を隠したくなってしまいます。

しかし、手を「恥ずかしいもの」として隠すのではなく、働き者の自分の手をいたわって、大切にしてあげてみてはいかがでしょうか。

一番身近で簡単にできるケアとして、ハンドクリームを2種類買うことを、クリニックでもおすすめしています。

特に高価なものでなくてもいいので、「これが好き」と思えるものを自分で選ぶのが重要です。

ハンドクリームには保湿成分など有効成分が含まれているので、もちろん手荒れの軽減にも役立ちます。

ですがそのほかにも、ローズやミントなど好きな香りを吸い込むことで、嗅覚を通してリラックス効果や癒し効果も。

またクリームを塗りながら指に丁寧にすり込むことで、触覚で癒す指リラクゼーションとしての効果も期待できます。

また、クリームを2種類用意しておくことで、その日の気分に合わせて使い分けることもできます。

自分へのごほうびとして"プチ贅沢"なクリームを購入してみるのもおすすめ。

そのときの気持ちに合わせて「選択できる余裕」があることは、心にゆとりを作り、生活を豊かにしてくれます。

忙しい一日でも、ハンドクリームを丁寧にすり込むひとときは、ゆったりすることができるはず。

そんな手をいたわるケアで一日を締めくくれば、気持ちもリラックスして落ち着き、自分の手に愛着がわいてくるでしょう。

「今日も一日よくがんばったね」と自分の手を大切にしてあげることで痛みの症状を軽くし、自分の手に自信が持てるようにしていきましょう。


食事で大豆に含まれるエストロゲン様物質を摂取することも大切ですが、皮膚から有用成分を吸収させるという考えも大切です。富永ペインクリニックでは、女性ホルモン・エストロゲンの有用成分であるエストラジオールを薬事法の規定容量最高上限まで配合したオイルを、ハンドマッサージケアに使っていただくよう指導しています。インターネットで入手できる日本製美容オイルです。


 
※この記事は『全国から患者が集まる麻酔科医の へバーデン結節・手指の痛みの治し方』(富永喜代/KADOKAWA)からの抜粋です。

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