秋のお彼岸に作られるおはぎ。その名の由来には諸説ありますが、よく言われるのが、春は牡丹餅、秋は御萩。花の名を冠した説がなんだかしっくりきます。家庭で手軽に作れるよう、あずきは水に浸さず、そのまま煮ます。この方法なら2時間余りでおはぎの完成! 1合半のもち米から16個のおはぎができ、きな粉や黒ごまのころもで見た目や味の変化を楽しんでも。料理研究家の石原洋子(いしはら・ひろこ)さんに「三色おはぎの作り方の中から【黒ごまころも、きな粉ごろも編】」を教えてもらいました。
【前回】あずきをそのまま煮るから2時間余りで完成! 手作り「三色おはぎ」【あずきあん編】
三色おはぎを作る
材料
あずきあん
黒ごまころも
きな粉ごろも
もち米...1.5合
ころもを作る
黒ごまころも
材料
すりごま(黒)...大さじ2
砂糖...大さじ1
すりごまに砂糖を加えてダマができないよう、よく混ぜる。
きな粉ごろも
材料
きな粉...大さじ2
砂糖...大さじ1
きな粉に砂糖を加え、ダマができないよう混ぜる。茶こしでふるっても良い。
中にあずきあんを入れる【黒ごまときな粉】
1個分113kcal/塩分0.0g
もち米であずきあんを包む
(1)等分したもち米をラップの上に楕円形に広げる。
(2)約20gに丸めたあんを包みやすいように形を整える。
(3)もち米の中心にあんをのせる。
(4)あんをもち米で包む。
きれいに包めた!
黒ごまをまぶす
(1)黒ごまころもを入れた容器にあんをもち米で包んだものを入れ、スプーンなどでころもを全体にかける。
(2)手に取ってさらに黒ごまをまぶして形を整える。
きれいにまぶせた!
1個分97kcal/塩分0.0g
きな粉をまぶす
(1)きな粉ごろもを入れた容器にあんをもち米で包んだものを入れ、スプーンなどでころもを全体にかける。
(2)手に取ってさらにきな粉をまぶして形を整える。
きれいにまぶせた!
いろいろなころもで楽しむ
左からうぐいすきな粉、青のり、ずんだ
うぐいすきな粉はきな粉と同様の分量。青のりはそのまままぶす。ずんだは枝豆(さや付き)150gを柔らかくゆでて、さやと薄皮を取ると約70gになる。これをつぶして砂糖大さじ1を混ぜる。
たくさん作ったら、おすそ分け
紙のカップにおはぎを入れて、竹皮で包んだり、和菓子用の紙箱に入れて親しい方にプレゼントしてはいかがでしょうか?
紙カップや竹皮などは、菓子材料専門店で入手できます。
紙箱に入れて
竹皮で包んで
撮影/原 務 エネルギー計算/スタジオ食