秋のお彼岸に作られるおはぎ。その名の由来には諸説ありますが、よく言われるのが、春は牡丹餅、秋は御萩。花の名を冠した説がなんだかしっくりきます。家庭で手軽に作れるよう、あずきは水に浸さず、そのまま煮ます。この方法なら2時間余りでおはぎの完成! 1合半のもち米から16個のおはぎができ、きな粉や黒ごまのころもで見た目や味の変化を楽しんでも。料理研究家の石原洋子(いしはら・ひろこ)さんに「三色おはぎの作り方【あずきあん編】」を教えてもらいました。
おはぎを作る
材料
あずきあん
もち米...1.5合(あずきあん、黒ごまごろも、きな粉ごろもと3食おはぎを作る分)
あんところもを作る
あずきあん
材料
あずき...150g
砂糖...150g
塩...少々
(1)あずきは流水で洗ってゴミなどを取る。
(2)鍋にたっぷりの水とあずきを入れて中火にかける。
(3)沸騰したら5分ほど煮てざるにあける。
(4)鍋に水4カップ(分量外)とあずきを入れ、中火にかける。
(5)煮立ったらあくをすくい、弱火にしてふたをし、1時間半ほど、水分がほとんどなくなるまで煮る。
(6)砂糖を加えてもったりするまでかき混ぜる。
(7)塩を加え、さらに底にスジが書けるぐらいまで水分を飛ばす。
(8)火を止めて粗熱が取れたら容器に移し、冷蔵庫で冷ます。
(9)外側を包むあんは約40g。もち米の中に入れるあんは約20g。それぞれ8個ずつを玉にする。