みずみずしい新しょうがが店頭に並ぶと夏の到来を感じます。そのまま料理に使うのも、爽やかでこの季節にピッタリ。また、玉ねぎとともに作るジン玉ジャムにしておくと双方の良さを取り入れることができ、日々の健康維持に役立ちます。管理栄養士で料理研究家の村上祥子(むらかみ・さちこ)さんに教えてもらいました。
夏に出回る新しょうがはハウス栽培されているもので、秋には露地ものの新しょうがが並びます。
しょうがは食欲増進や胃腸の働きを整え、夏バテを予防します。
また強力な殺菌作用やがん予防、血行促進など、漢方で用いられるように薬効成分の宝庫。
とくに皮の部分にこうした成分は多いので、柔らかい新しょうがならでは、皮ごと使うのがおすすめです。
しょうが+玉ねぎでダブルの健康ジャム
ジン玉ジャム(R)の作り方
材料(できあがり520g)
しょうが...50g(正味)
玉ねぎ...500g(正味)
水...100ml
砂糖...60g
レモンの搾り汁...大さじ2
作り方
(1)しょうがは皮の汚いところは削り取り、皮付きで5mm幅の輪切りにする。玉ねぎは皮をむき、上側と根を切り落とし、十字に4等分する。
(2)耐熱ボウルにしょうが、玉ねぎの順に入れ、水を注ぐ。
(3)両端をあけてラップをして電子レンジ600Wで13分加熱する。
(4)ミキサーに(3)を汁ごと移し入れ、砂糖、レモン汁を加え、なめらかになるまで回す。
(5)耐熱ボウルに移し、ラップをかけずに電子レンジ600Wで7分加熱する。熱いうちに完全に乾燥している瓶に移し、ふたをする。
- 冷蔵で1カ月保存できる。
- 冷凍すれば2カ月保存できる。
※保存容器は完全に乾いた清潔なものを利用する。
※記事中で紹介している保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合がありますのでご注意ください。
大さじ1あたり14kcal/塩分0g
ジン玉ジャムの食べ方
味はまるでりんごジャム。納豆や冷奴の薬味にしたり、ドレッシングに加えたり、ラーメンやみそ汁に少量入れても美味。いつもの料理にプラスして楽しんでみてください。また、ヨーグルトやスムージーなどに加えても味のアクセントになります。
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景)