掃除、料理、洗濯にお買い物。毎日を平穏無事に終えるためには、さまざまな家事が必要です。でも、中には「それって本当に毎日やる必要があるの?」というものも。そうした家事を思い切って「やめる」ことで、人生にゆとりが生まれ、豊かな生き方ができるようになります。今回は片付けアドバイザーで宅地建物取引士の石阪京子(いしざか・きょうこ)さんに「やめる洗濯」について教えてもらいました。
【前回】「やめる掃除」3選♪ きれいな部屋を維持するためにはまずは環境作りから!
「やめる」洗濯
仕分けやアイロンがけなど、面倒な手間を省くだけで時短に。
乾燥機を使うとさらにラクになります。
仕分けを「やめる」
洗濯籠を複数置いて、手間とさよなら
脱衣籠に入れられた洗濯物を、一つ一つつまんで素材や色を確認して洗濯機へ...こうした「仕分け」の手間は、洗濯籠を複数置いて解消を。通常の全自動洗濯機であれば「全て自動」か「おしゃれ着洗い」かの二つに。家庭によっては「白い服」「色・柄物」「おしゃれ着」の3つに分けても。籠からそのまま洗濯機へ入れればいいだけになるので、洗濯時の手間がかなり解消されます。
洗濯物を畳むのを「やめる」
自分のものは自分で管理をルールに
「同じサイズの籠を家族の人数分用意し、取り込んだ洗濯物はポイッとその中へ。その後の「畳んで収納する」作業は、家族それぞれに任せてしまいましょう」と石阪さん。おしゃれ着やシャツ類は、ハンガーにかけたままの形でクローゼットに収納を。
布団干しを「やめる」
布団乾燥機でダニ知らず
布団を外干しすると、排気ガスや花粉が気になります。布団乾燥機を使い、安全安心にケアしましょう。ダニの温床になりがちな敷布団もカラリと乾かせます。
アイロンがけを「やめる」
アイロンいらずの服でラクラク
形状記憶機能のある素材のシャツやタオルハンカチなど、アイロンがけがいらない素材を選ぶことで、アイロンを温め、かけ、畳む手間を省くことができます。
取材・文/和栗 恵 イラスト/シュクヤフミコ