家の「やめる習慣」6選。実は暮らしの中にいらないことが盛りだくさん!

掃除、料理、洗濯にお買い物。毎日を平穏無事に終えるためには、さまざまな家事が必要です。でも、中には「それって本当に毎日やる必要があるの?」というものも。そうした家事を思い切って「やめる」ことで、人生にゆとりが生まれ、豊かな生き方ができるようになります。今回は片付けアドバイザーで宅地建物取引士の石阪京子(いしざか・きょうこ)さんに「やめる習慣」について教えてもらいました。

【前回】面倒な手間を省いて時短を実現!「やめる洗濯」はこちら

「やめる」習慣

日々の暮らしの中にも、いらないことが盛りだくさん。

そうした無駄を省き、快適な暮らしを手に入れて。

ごみ箱を置くのを「やめる」

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紙袋で代用すれば分別しやすくなるごみの分別も、面倒くさい家事の一つ。メインのリビング以外はごみ箱をやめて「紙袋」で代用を。紙ごみ以外のリサイクルごみ等は、所定のごみ箱に入れるようにすると、分別がラクになります。ごみの日は、そのまま袋ごと回収して捨てるだけ。「空き缶や瓶は、あらかじめ集める場所を決めておき、家族にはそこに捨ててもらうようにしましょう」(石阪さん)

こんなメリットが!

  • ごみ箱を洗って乾かす手間が省ける
  • 紙袋のストックが減る
  • 持ち手があるので片付けやすい

お客様用を「やめる」

"普段使い"を少し良いものに

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普段使いの食器を、来客時にも使えるクオリティのものにすれば、食器の量が減らせ、出し入れの手間がいらなくなります。「5~6客単位のセットで揃えるのが肝心。揃えておけば食器棚に収納する際に重ねられるので場所を取らず、見た目も整います」(石阪さん)

部屋着を「やめる」

普段着で暮らせば、気分も上がる

「宅配業者が来ても恥ずかしくない、いわゆる普段着で過ごせば、来客時に慌てることなく、気軽に外出もでき、フットワークが軽くなります」と石阪さん。普段着にする服は、着ていて疲れず、清潔感のあるものを選ぶのがコツ。パリッとした見た目になることで、自分に自信も持てるようになります。

こんなメリットが!

  • 来客時に着替えの手間がいらない
  • 「あの人、いつも素敵ね」と思われる女性になれる
  • 自己評価がアップ

手間がかかる節約を「やめる」

安さより"時間"を大切に

時間をかけてチラシを見比べ、1円でも安い店をハシゴするような時間と手間がかかる節約は、家事効率を低下させたり、不要な外食を増やしてしまったりし、節約のつもりが逆効果
になってしまうことも。むやみな買い物をやめ、送料がかかったとしても時短で済むネットショップ等を利用したほうが、結果的に安く済む場合もあります。家事負担を減らすために、手間暇がかかる節約は全て見直しましょう。

《空いた時間で家計を見直して》

家計をV字回復させるカギは「固定費」にアリ。格安携帯にする、電気・ガスの契約を見直す、住宅ローンの借り換えをする、保険の契約内容を見直すなど「固定費」を見直すことで、大きな節約ができる可能性大。

たくさんの文房具を「やめる」

各1種ずつをコップで収納

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中身が見えないコップを使うとおしゃれに

「筆記用具はボールペン、ネームペン、赤ペンがそれぞれ1本ずつあれば事足ります」と石阪さん。文房具の数を減らせば、取り出しやすくなりストレス減に。使っていない文房具がある場合は、NPO法人や職場などに寄付し、身の周りの整理を図りましょう。

部屋を飾るのを「やめる」

棚には置かず、壁に掛けて

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「写真立てやオブジェ、花瓶などを棚や机の上に置いて部屋を飾ると、見た目が煩雑になり、ほこりが溜まって掃除が大変になります。棚の上の飾りは撤去し、どうしても飾りたいなら壁掛けタイプのものにしましょう」と石阪さん。シンプルな部屋にすれば、あれこれと飾らなくてもきれいな部屋が楽しめます。

《季節の花を取り入れて》

インテリアを増やす代わりに、生花を取り入れるのもテクニック。季節が感じられ、感性が磨かれます。

取材・文/和栗 恵 イラスト/シュクヤフミコ

 

<教えてくれた人>

片付けアドバイザー・宅地建物取引士
石阪京子(いしざか・きょうこ)さん
夫とともに不動産会社「ニューズホーム」を経営してきた経験をもとに、独自の片付けメソッドを考案。多くの女性に暮らしの整え方についてアドバイスを行う。

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『人生が輝く! 家事の「しないこと」リスト』

石阪京子講談社

1,430 円(税込)
必要のない家事や習慣をやめることで、理想の暮らしが手に入る。自身のエピソードをふんだんに盛り込んだ、ためになる一冊。

この記事は『毎日が発見』2022年2月号に掲載の情報です。

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