初夏ならではのさわやかさ。みょうがと揚げ豆腐のサラダ・夏みかんドレッシング/暮らしの晴れ間

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「初夏の楽しみ」をお届けします。

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丸いふきの葉が終わり、畑は細長いみょうがの葉で覆われ始めました。

6月は、緑の成長を感じる月。

早春には、初々しかった芽吹きの萌黄色が、陽春に鮮やかな緑色になり、そしていま。

その面積をぐんぐん広げ、小さかった葉が大きく大きくなりました。

裏山の斜面にある畑も緑一色。

地際には、夏みょうがも顔を出し始めています。

見つけたら、収穫せずにはいられない...。

採れたてをざくざく刻んで、フレッシュな香りを食卓に運びます。

湿度や気温の上昇も忘れさせてくれる初夏ならではのさわやかさです。

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今年初めて収穫したみょうが。

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刻むそばから、香りが立ち上ります。

みょうがと揚げ豆腐のサラダ
夏みかんドレッシング

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サラダを庭先に運んでランチ。外の空気を吸いながら食べると、いつものご飯がよりおいしく感じられます。花はクレマチス。

(1)みょうがは薄く輪切りに、ベビーリーフは食べやすい大きさにちぎる。

(2)水を切った木綿豆腐をさいの目に切り、片栗粉をまぶして、170度に熱した揚げ油でからっと揚げる。

(3)オリーブ油、塩、夏みかんの果汁を各適量合わせてドレッシングを作る。酸味が足りなければ酢を足す。

(4)(1)と(2)を合わせ、(3)のドレッシングをかけていただく。

初夏ならではのさわやかさ。みょうがと揚げ豆腐のサラダ・夏みかんドレッシング/暮らしの晴れ間 2106_P004_04.jpg初夏ならではのさわやかさ。みょうがと揚げ豆腐のサラダ・夏みかんドレッシング/暮らしの晴れ間 2106_P004_05.jpg

箸置きもささっと手作り。丸い葉はふき。その上にのせた薄緑色の実は種の入ったニゲラ(下)、黒い実はドライにしてとっておいたイボタノキ(上)。食べられないけれど、飾って楽しみます。

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【次回】雑草と呼ぶのはもったいない! 雨の季節に似合う花/暮らしの晴れ間

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取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年、愛知県生まれ、静岡県熱海市在住。幼い頃からお小遣いを全て花代に使ったという生粋のガーデナー。著書に『小さな庭に四季をつくる』(主婦と生活社)ほかがある。

この記事は『毎日が発見』2021年6月号に掲載の情報です。

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