１日わずか5分の習慣づけで顔のたるみを解消する「表情体操」。マスク時代のいまこそ、顔の若返りを目指しましょう。表情筋研究家の間々田佳子（ままだ・よしこ）さんに、表情筋を鍛えてたるみやしわを改善する「表情体操」について教えてもらいました。
顔の筋肉を正しく動かせば、たるみもシワも心も改善
ワンポーズ5～10秒でOKです
口角UPで笑顔体操
にっこり笑顔を作ったら、人さし指の先で口角をグイッと押し込むイメージで上げて、5～10秒キープを。左右ともに口角が下がっている場合は、両手を使ってプッシュ！
いくつになっても鍛えることができる
それが表情筋のすごいところ
表情筋（顔の筋肉）は身体と同様に鍛えることが可能です。
表情筋を動かすことで引き締まった顔が作られ、見た目の印象を若々しく変えることができます。
「私が考案した表情体操（コアフェイストレーニング）は、顔の左右のバランスを整え、生き生きとした表情に導きます。健康的な表情を作るだけで、不思議と気分もリフレッシュ。前向きな思考が生まれ、表情が改善されます。体操を行う際はいすに座って呼吸を整え、姿勢を正して行うと効果が高まります。それぞれの表情は基本的に５～10秒×３～５回、心地良い疲れを感じる程度に繰り返します。簡単なものから始め、慣れたら２つ、３つと増やし、1日５分の『表情体操』を"クセづけ"していきましょう。コロナ禍によるマスク生活が終わった後、家族や友人から『若返った？』と思われる自分を目指してみてください」（間々田さん）
表情体操はココがイイ
１．用意するのは鏡だけ
鏡をよく見て左右のバランスをチェックしながら。
また、筋肉の動きを感じながら体操を行いましょう。
２．隙間時間ですぐできる
一つの体操は5～10秒。
テレビを見ながら、ソファでくつろぎながら、外出中のマスクの中で、隙間時間に体操してみましょう。
３．表情が若返る
続けることで顔の筋肉が鍛えられ血色が良くハリのある肌に。
毎日５分を習慣づければ自然と若返ります。
４．顔と身体のゆがみが改善
顔の左右バランスが整うことで、身体のゆがみも改善されます。
正しい姿勢、正しい表情、美しい笑顔が、きっと手に入るはず。
簡単表情体操
【1回5～10秒×3～5回でOK】
表情を真似するだけの簡単なトレーニングがこちら。
鏡とにらめっこしながら、お手本の顔と同じ表情になるよう練習してみましょう。
目尻ぐいぐい体操
目尻のシワに効く「Vトレ」
親指と人さし指を目尻に添え、上下にグイッと開きます。できるだけ、動く筋肉を意識しながら行いましょう。このとき、口角を上げて笑顔を作るといいでしょう。
ウヒョ～ッとキープ
ほうれい線に効く「顔ストレッチ」
口をすぼめてできるだけ下げ、鼻の下や口もとの筋肉を伸ばします。このとき、目は上を向くと効果的。ほうれい線は伸ばすと薄くなるので、顔を伸ばすイメージで！
おでこつるんっ
おでこのシワに効く「おでこリセット」
親指以外の4本の指を髪の生え際に当て、息を吐きながら眉に向かってすべらせます。圧力はかけず、おでこのシワをそっと伸ばすようなイメージで行いましょう。
ギュ～～ッ、パッ！
顔のむくみ に効く「ウォーミングアップ」
顔全体をすみからすみまで力を入れるイメージで、できるだけシワが寄らないよう注意しながらギュッと顔をすぼめ、パッと外側に開き戻します。3～5回繰り返します。
舌ベタ付け体操
二重あごに効く「舌筋プッシュ」
舌の上面を上あごにベッタリとくっつけて、舌全体で上あごを押し上げます。初めのうちは無理をせず、少しずつ上あごに付けられる部分を増やしていきましょう。
