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あなたは自分の時間を有効に使えていますか?
仕事時間を1日10分短縮できたとすると、1年間で40時間の短縮になります。すると5年で200時間、そして10年では400時間も短縮できるのです!
時短術の集大成となる1冊「時短術大全」から、ビジネスに役立つテクニックを連載でお伝えします。
未来のために、今できる小さなことから始めてみましょう!
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前の記事「郵便はポストまで手で持っていくと忘れない~ノーミスでタイムロス防止/時短術大全(26)」はこちら。
◎短時間で成果を生み出す勉強法
1.勉強するなら簡単な入門書を3冊読む
何かの勉強を始めるとき、いきなり専門書を読んでしまうと、挫折する可能性が高い。そんなリスクを回避するためにも、まずは簡単な入門書を3冊読むことから始めるといい。
では、なぜ3冊かというと、多角的な視点から原理原則を学べるうえに、偏った認識を持つことを防げるからだ。そして、入門書に記載されている参考文献から、より専門的な知識が詰まった書籍へステップアップしていくと、効率よく勉強が進められる。
2.勉強するなら参考書やノートはそれぞれ1冊に絞る
「入門書は読み終わった。さあ、本格的に勉強を始めよう!」と思うと、つい張り切って参考書をあれこれ買い揃えたくなる。また、思うように勉強が進まないと、別の参考書を買いたくなる。だが、ちょっと待った。参考書は1冊に絞るのが勉強の秘訣なのである。
何冊も参考書があると、あっちを開いたりこっちに書き込みをしたりで、知識と情報がコマ切れになる。それよりも1冊の参考書を何度も読んだほうが、同じ情報をくり返し目にすることになるので覚えやすいし、「ここは覚えた、ここはまだ覚えていない」ということがはっきりする。
ノートも同じで、何冊も作るとどこに何を書いたかわからなくなり、自分の勉強の進行具合も曖昧なまま。参考書やノートをたくさん買ったという人は、自分に合ったものをそれぞれ1冊だけ選んで、あとは封印してしまおう。
3.スキルアップにつながる勉強は1日3分でもいいから毎日続ける
英会話や資格試験の勉強を始めたものの、毎日の仕事で忙しくて時間が取れない。週末にまとめてたっぷり勉強すればいい。こう考えても、結局は挫折してしまった人が多いのではないだろうか。勉強は、毎日続けることで身につく。1日途切れただけでも、前日の記憶の多くが消え、やる気も失われるのだ。
続けるためには最初のハードルを低めに設定するのがコツである。1日3分でもいいから、教科書を開いてさっと眺めるだけでも前日の復習になる。どんなに忙しい日でも、3分ならスキマ時間を見つけて勉強できるはずだ。そして一度教科書を開いてしまえば、5分、10分と自然に勉強が続くようになるものだ。
4.時間対効果が高い勉強法は「音読」すること
短い時間で大きな効果をあげられる勉強法が、覚えたい内容を声に出して読む「音読」である。音読なんて子どもみたいで何十年もやっていない、気恥ずかしいと思うかもしれないが、ぜひ試してみてほしい。
外国語なら参考書の例文を声に出して読むことで、文法、発音、意味の勉強が1度にできるし、資格試験の勉強などでも問題文と解答を読み上げると、脳と口と耳が連動してぐっと記憶しやすくなる。1文ごとの意味を考えながら、はっきりと声にするといい。
まずは自分の部屋でやってみて、慣れたら家の中でのスキマ時間も利用しよう。ペンも机もいらないので、いつでもどこでもできるのだ。
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(生産性改善会議 / KADOKAWA)
本書は仕事に関する時短術を集めた、集大成となる1冊。時間の使い方が圧倒的にうまくなる411のテクニックを集めました。仕事が早いか遅いかは、知っているか知らないかの違いだけ。時短術を活用することで、少しずつ自分の時間は増えていきます。そして、その効果は必ず将来あらわれます!