風邪、乾燥、不眠、代謝の低下などに悩まされるこの季節。体調維持に役立てたいのが、効能たっぷりのホットドリンクです。体をうるおし、胃腸を温めながら心身をケアしましょう。今回は国際中医薬膳師でもある料理家の井澤由美子さんに体を芯から温めて風邪やインフルエンザの予防にも効果が期待できる「ホットドリンクの作り方」を教えていただきました。
ビタミンCが豊富な皮ごとジュースに
「焼きみかんジュース」
1人分81kcal/塩分0.0g
抗酸化作用をはじめ、免疫を高める働きがあるビタミンCはみかんの皮に多いので、焼いて皮ごといただきます。
【これが効く!】
・みかん
材料(1人分)
みかん...2個
作り方
① みかん1個は塩(分量外)をこすりつけて皮を洗い、水けを拭く。オーブントースター1000Wで、皮に焦げ目がつくまで焼く。
② 残りの1個は果汁を搾ってカップに入れておく。①が焼けたら皮ごと果肉をざく切りにして加える。
甘酸っぱさが体にしみます
「梅みつ茶」
1人分27kcal/塩分1.8g
腎機能を高める黒酢と、抗菌作用のある梅干し入り。甘味づけはミネラルが摂取できるきび砂糖がおすすめ。
【これが効く!】
・梅干し
・黒酢
材料(作りやすい分量・約2人分)
水...1 1/2カップ
(A)黒酢...大さじ1
(A)きび砂糖(または砂糖)...大さじ1~2
(A)しょうゆ...小さじ2
梅干し...1個
作り方
小鍋に水を入れて沸かし、煮立ったらAを加える。砂糖が溶けたら耐熱カップに注ぎ、梅干しを添える。お茶に梅干しを入れてほぐしながら飲む。
【まとめ読み】特集「冬の体をととのえる手作りホットドリンク14」記事リスト
取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト* ゴ) 撮影/公文美和