なんだか最近眠れない...と悩んでいる方、いませんか? 1万人以上の"睡眠難民"の悩みを解決してきた睡眠のスペシャリスト・三橋美穂さんの著者『寝つきが良くなる! 目覚めすっきり! 快眠のプロが監修した 熟睡をつくる塩マクラ BOOK』(KADOKAWA)から、「睡眠の素朴な疑問」や「快眠を呼ぶストレッチの方法」などをご紹介します!
無意識のうちに体に染みつく睡眠の癖や悪い習慣。
でも、正しい寝方を知ることで、心身の病を防ぎ、明日の活力をチャージできるとしたらとってもお得ですよね。
1万人以上の睡眠難民を快眠に導いたプロ・三橋美穂先生に正解を聞いてみました。
Q1.寝るときは部屋着とパジャマ、どっちが良いの?
布団のなかでストレスなく身体を動かすためにはパジャマが最適です。
部屋着の生地は布団との摩擦が大きく、寝返りがうちづらく疲労回復の妨げになるからです。
また睡眠時には汗をかくため、吸湿性の良い綿、シルク、オーガニックコットンのパジャマを選びましょう。
夏場は熱がこもらず、肌に張りつきにくい楊柳、サッカー、ガーゼ生地が適しているでしょう。
Q2.マクラを使わなくても良い?
マクラをしないで寝るとどのような姿勢になるでしょうか?
頭部と首の支えがなく、首がくの字に曲がってしまいます。
この状態では頚椎・首・肩を痛める原因になってしまいます。
また、頭が心臓よりも低い位置になるため、起床時の顔のむくみの原因にもなります。
睡眠の質を上げるためだけではなく、毎日の健康のために、自分に合ったマクラを使って眠る習慣をつけましょう。
Q3.平日はどうしても睡眠不足。週末に「寝だめ」をしています。
週末の朝寝坊は体内時計が乱れる原因になり、慢性疲労に繋がります。
休日の起床時間は平日の起床時間から1時間以上遅らせないように心がけ、いったん起きましょう。
そして、太陽の光を浴びて朝食をとり、体内時計をリセットします。
その後、眠気があれば、もう一度寝てもOK!
午前中の眠りは夜の睡眠にほとんど影響せず、前日の睡眠にプラスされます。
Q4.寝つきが悪いのでお酒を飲んでから寝ているのですが......。
お酒を飲むと確かに寝つきが良くなります。
しかしアルコールが分解されたあと、交感神経が優位になって目が覚めるので、睡眠の質は低下します。
さらにアルコールは筋肉を緩めて気道を狭くするので、いびきの原因にもなります。
おすすめはノンアルコールビール。
リラックス効果のあるビールの主成分・GABAが含まれているので、睡眠に良い効果をもたらします。
Q5.手足の冷えが気になって良く眠れません。
手足の血行が悪く、冷えてしまう一番の原因は、内臓が冷えているからかもしれません。
まずは腹巻き・アームウォーマー・レッグウォーマーを着用して、お腹と手足を温めてみましょう。
冬に電気毛布を使う場合は、就寝前に温めておき、寝るときに電源を切るようにすると、皮膚の乾燥を防ぐことができます。
一晩中使う場合は設定温度を低めにし、下半身だけ温めると良いでしょう。
Q6.朝すっきり起きられません。
目覚まし時計をベッドから離れたところに置きましょう。
立ち上がって歩くことで筋肉に力が入り、身体が目を覚まします。
そしてカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
睡眠ホルモンの分泌が止まり、脳がすっきりします。
続いて呼吸を。
肋骨が広がるイメージを持って鼻から短く息を4回吸い、お腹に力を入れながら一気に息を吐きます。
これでバッチリ目が覚めます。
【まとめ読み】眠れない人に!『熟睡をつくる塩マクラ BOOK』記事リスト
睡眠に悩んでいる人へのコラムは必読です!