「そろそろ本気で部屋を片づけたい!」と思いつつ、いつも中途半端で終わっちゃう...。そんな人は、「本気でモノを減らす」チャレンジをしてみませんか? 一般財団法人 断捨離(R)代表のやましたひでこさんは「生きている空間を快適に保つために、モノを減らすことが大切」と言います。そこで、やましたさんにお聞きした「本気でモノを減らすための3つのステップ」をご紹介! 今回はその最初のステップ「見る」効果についてです。
本気でモノを減らすためのSTEP 1「見る」
とにかく引き出し1つの中身を出して見てみる
・家にはこんなにモノが詰まっていたのか、とまず理解すること。
・そして簡単にできる小さい部分、手をつけやすい部分から始める。
モノを俯瞰して現状を把握する
モノを減らす第一歩は、まず現状をありのままに見て、思考の整理をすること。
身のまわりを見回してみましょう。
生活空間は時間が止まったままではないですか?
いらないモノがたまっている空間は、間違いなくよどんでいます。
そんな空間にいては前向きな気持ちも生まれません。
「見たくないモノは見ない、つまり現実を見ることさえしないのが私たち。現状を認識して検討することが何より必要です。そのためにまずすべきなのは、モノで埋もれた空間を俯瞰してみることです。そうすれば、いまの自分の問題点が分かってきます」
俯瞰するためにはモノを水平面に広げる
俯瞰するには、収納されているモノを全部出して、テーブルなどに広げることです。
同じ水平面で見れば、こんなにモノが詰まっていたのかと一目瞭然でしょう。
「クローゼットや押し入れ、物置などに手をつけるのは時間と労力を要して、最後までやり切れないかもしれません。慣れるまでは容易にできる引き出しなどを見ることから始めてください」
ポイント「とにかくモノを全部出してみる」
引き出しは複数ある不要な文房具などでいっぱいのことも。平らな場所に取り出して俯瞰し、いまがどんな状態かを知る。
取材・文/細川潤子 撮影/原田 崇 イラスト/みやしたゆみ