
『お家がどこでも畑になる! 頑張らないカンタン水耕栽培』 (みかんぼーや/KADOKAWA)第6回【全7回】
水と液体肥料だけで植物を育てる水耕栽培。「土栽培に比べ失敗が少なく、成長が早い、農薬を使わない、管理しやすい、室内でもできる、といいことづくめです!」と話すのは、人気Youtuberのみかんぼーやさんです。画期的な水耕栽培方法を生み出し、収穫に大成功したのをきっかけにはじめた動画配信がSNSで話題になりました。著書『お家がどこでも畑になる! 頑張らないカンタン水耕栽培』(KADOKAWA)には、水耕栽培の基本から、プラカップ、ペットボトル、バケツやタンクで野菜を栽培する方法など、水耕栽培による家庭菜園の魅力が詰まっています。今回はこの本の中から、水耕栽培を始めるなら知っておきたいことをご紹介します。
※本記事はみかんぼーや著の書籍「お家がどこでも畑になる! 頑張らないカンタン水耕栽培」から一部抜粋・編集しました。
水菜
アブラナ科アブラナ属 / 一年草 / 日本京都原産
シャキシャキで美味しい水菜は育てやすく、一年中栽培が可能です。
株元を残せば繰り返し収穫ができプラカップでもたくさん採れました。
生育情報

発芽適温:20℃~25℃
室内栽培:◎
生育適温:15℃~25℃
好光性種子:半陰性植物
春まき◯
秋まき◎
発芽日数 3~5日/収穫日数 約40日
水菜は涼しい気候を好むので秋まきがおすすめです。25℃を超えると生育が悪くなるので夏場は半日陰などで直射日光に当てないように注意します。
秋冬は室内に差し込む光でも生育が可能です。今回は窓際で育てたケースを紹介しております。
11月23日 栽培 スタート

切ったスポンジをフタの穴にセットして水が入ったカップに乗せて湿らせます。種を5粒ほどのせてバーミキュライトをうすくかけます。
12月4日 栽培 11日目

発芽して本葉が出た頃、水を液体肥料に変更します。藻が発生しないようにカップにもアルミホイルで遮光しておきます。
12月25日 栽培 32日目

育てていくと水菜の特徴である切れ込みが入った葉になってきました。葉が増えると液体肥料の減りが早くなるので水切れに注意して継ぎ足しします。1週間に1回は全交換しましょう。
1月5日 栽培 43日目

がーーん。言ってるそばから水切れしてしまいました(笑)。全力でしなびてしまっています。急いで液体肥料を補充します。
1月7日 栽培 45日目

2日後には無事復活しました。草丈も高くボリュームが出てきたので収穫は目前のようです。
1月20日 栽培 58日目

草丈20センチくらいになったので初収穫です。写真のように株元から3センチくらい残してカットするとまた新しい葉が生えてきます。

小さなプラカップでもこんなにたくさん収穫できました。水々しくて最高です。サラダにして美味しくいただきました。
2月5日 栽培 74日目

初収穫からわずか16日でこんなに再生してきました。だんだんと再生スピードと風味も落ちてきて、繰り返し収穫は3回が限界でした。
いろんな容器で水耕栽培してみました!

100均の鉢底ネットを使えば好きな容器で水耕栽培が可能です。
鉢底ネットにろ過ウールを入れて湿らせて種をまきます。

発芽して大きくなったらハイドロボールを入れて支えにします。

鉢底ネットの大きさにフタをくりぬけば、ヨーグルトの容器、空き缶、アイス容器でも水菜を水耕栽培できました。容器が大きくなれば水菜も大きくなります。品種は最近人気の赤
水菜です。








