『お家がどこでも畑になる！ 頑張らないカンタン水耕栽培』 （みかんぼーや／KADOKAWA）第2回【全7回】
水と液体肥料だけで植物を育てる水耕栽培。「土栽培に比べ失敗が少なく、成長が早い、農薬を使わない、管理しやすい、室内でもできる、といいことづくめです！」と話すのは、人気Youtuberのみかんぼーやさんです。画期的な水耕栽培方法を生み出し、収穫に大成功したのをきっかけにはじめた動画配信がSNSで話題になりました。著書『お家がどこでも畑になる！ 頑張らないカンタン水耕栽培』（KADOKAWA）には、水耕栽培の基本から、プラカップ、ペットボトル、バケツやタンクで野菜を栽培する方法など、水耕栽培による家庭菜園の魅力が詰まっています。今回はこの本の中から、水耕栽培を始めるなら知っておきたいことをご紹介します。
※本記事はみかんぼーや著の書籍「お家がどこでも畑になる！ 頑張らないカンタン水耕栽培」から一部抜粋・編集しました。
プラカップ栽培
プラカップでもいろんな野菜を育てることができます。
葉物野菜やハーブの栽培がおすすめです。
丸いフタを裏返してプラカップに乗せれば土台は完成。
容量は大きいほうが良く育ちます。
1．藻の発生を防ぐためフタにアルミホイルを付けます。フタをもうひとつ重ねるとやりやすいです。
2．フタの穴に小さく切ったキッチンスポンジをはめ込みます。 ※メラニンスポンジは使用できません。
3．下のカップに水道水を入れて、フタを乗せたときにスポンジが水に触れるようにします。そのままスポンジに水を含ませます。
4．種を湿ったスポンジの上に乗せます。
5．種に軽くかぶさるくらいの量のバーミキュライトをかけます。
6．バーミキュライトが少し湿ればOK。スプーンなどで平らにして種まき終了です。
7．フタの底に当たるくらいの位置で水位を保ちます。減ってきたら水を継ぎ足しします。発芽して本葉が出た後は水を液体肥料に変更します。
8．液体肥料に藻が発生しないようにプラカップ全体をアルミホイルで遮光します。液体肥料は1週間に1回全交換がおすすめです。
プラカップでいろいろな野菜が収穫できました
サイズは小さいですが繰り返し収穫できるものも多く、新鮮な野菜を常に楽しむことができました。
プラカップがなくても空き缶で代用！
使用するのは、100均で購入できる鉢底ネットと、ろ過ウールです。空き缶は缶切りなどでフタをとっておきます。鉢底ネットはとがっている先端部分を切り取ります。
空き缶に水を入れて、ろ過ウールを入れた鉢底ネットを乗せます。ろ過ウールが水で湿るように水位を調整し、その上に種をまいて発芽させます。育ってきたらハイドロボールを追加して苗の支えにしましょう。※ろ過ウールの代わりにキッチンスポンジでも代用可。
育てかたはプラカップ栽培と同じ！
遮光する必要がないのでより簡単に！
