長く住み続けると家の中に「いらない物」が溜まっていくように、長く生きていると「いらない家族問題」も溜まっていくもの。ストレスを溜めて心を痛めてしまっているなら、家族のあり方を見直してみてはいかがでしょう。今回は「女性の生き方アドバイザー」の山脇由貴子(やまわき・ゆきこ)さんが、「夫」がらみのお悩みにお答えします。
この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年2月号に掲載の情報です。
お悩み別に解決策を伝授
CASE 1:配偶者
どんなときも女性につきまとうのは、伴侶に関係する問題。家事をしてくれない、濡れ落ち葉のようにくっついてくる、義理の両親の介護など、切羽つまったお悩みを抱えている方は、きっと多いはず――!
夫が家事をしない
<お悩み>
夫が定年退職し、ごみ捨てすらしてくれなくなりました。一緒にいてイライラが募るばかりです。(東京都・齋藤ゆかりさん)
<解決策>
これまで家事をしてこなかった夫に対し、いますぐ完璧な家事をするようお願いするのは無理があるもの。時間をかけてゆっくりと、少しずつ家事を負担してもらうようにしましょう。例えば料理をしてほしいのなら、分かりやすくレシピを記したメニューカードを作り、その中から1品選んで作ってもらうようにする。買い物をしてほしいのであれば、分かりやすくリストにして渡すといった感じで、ゼロから少しずつ教えていきましょう。それでも家事をしてくれないようであれば「もう私は何もしません」と突き放すのも手です。
夫の耳に念仏!?
<お悩み>
「おまえの話はつまらん」「俺にそんな話をするな」などと言って、夫がまったく話を聞いてくれません...(群馬県・坂田利恵さん)
<解決策>
用件がなければ話す必要のない社会で生きてきている男性は、用事もないのにダラダラおしゃべりをする必要性を感じていません。なので、話を聞いてほしいのであれば「これから、家族旅行の件について話します」など、話のキモとなる内容を最初に伝えましょう。「そういう話ならば」...と、聞く耳を持ってくれる可能性が高くなります。また、日頃から夫婦関係を良好に保っておくことも、会話をする上では大切なこと。日常の中で一緒にできることを見つければ、共通の話題が生まれ、会話がスムーズにはずむようになります。