子育てには、様々な"選択"がつきもの。「公立と私立のどちらにするか」「習い事はやらせるべきか」など、例を挙げたらキリがないですよね。近頃、注目度が高い"選択"は「住居費と教育費」。皆さんはどちらを優先しますか?」というお悩みが注目を集め、世間から様々な意見が寄せられました。
"住居費優先"を提唱する理由とは?
これからマイホームを建てようと計画中の女性は、「住居費」と「教育費」のどちらを優先するべきか悶々としています。彼女には未就学児のお子さんがいるそうで、もし住居費を優先するなら中学までは公立に通わせるとのこと。一方教育費を優先する場合、子どもは私立の小中学校へ。その代わり新居は土地の安いところに建てる予定です。
そんなお悩みを抱える女性に対し、世間からコメントが殺到。中でも"住居費優先"の声がひと際多く、ネット上では「私だったら住居費をとる。安い土地は駅から遠かったり、周りにお店がなかったり色々と不便」「へんぴな土地を安く買うより、お金が多少かかっても周辺環境が整った土地を選ぶべき。後の生活に支障が出る」「子どもは公立で十分じゃないかな。結局学校は子どものやる気次第だから」といったコメントが続出しました。
さらには「私立は想像以上にお金がかかる。そんなどちらかしか選べないギリギリの状態では、通わせるのは正直無理だよ」「私立中学校ならともかく、小学校は余裕のある家庭ばかり。物価が安いところに住んで私立って、お子さんが可哀相かも」と厳しい指摘も。
一方"教育費優先"派からは「子どもに投資したいから個人的には教育費優先かな」「私は学歴がなくて差別に苦しんだので、子どもたちにはそうならないよう教育費を優先したい」といった声が上がり、その他にも「その状況ならまだ家を買わずに賃貸で教育費を貯める。子どもがどの程度できるようになるかもまだわからないし」「どっちかに偏る必要はないでしょう。どちらもバランスよくできないの?」などの意見も相次ぎました。
土地や物件の良し悪しは子育てにも影響する?
「住居費」と「教育費」を巡って様々な意見が寄せられましたが、住まいと子育ては切っても切れない問題のようです。
2018年4月に株式会社リクルート住まいカンパニーは、「住まいや暮らし」に関するアンケート調査を発表。マイホームを購入した共働き子育て世帯の妻に対して「土地や購入物件を探すとき、『子育て』に関することで何か重要視したことはありますか?」と尋ねてみたところ、トップ3には「保育園、幼稚園、小学校までの距離(38.0%)」、「周辺の治安が良いかどうか(30.5%)」、「実家との距離(30.0%)」がランクインしました。
教育施設はもちろんのこと、周辺の治安は気になる模様。また共働きの場合は親に協力を頼みたい場面がどうしても出てくるため、実家との距離を考慮する人も少なくありません。
ちなみに第4位以降には、「周辺に子どもを遊ばせる施設があるか」「部屋数や広さが十分かどうか」などの回答が。
土地や物件の良し悪しは、子育てにも大きく影響するのかもしれませんね。もし「住居費」と「教育費」のどちらかしか選べない時、あなたならどちらを優先しますか?
文/藤江由美
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