日常生活の中で、ふと自分が"日本人"だと実感する時はありませんか? 食事や生活習慣、何気ない行動など、思いつく場面は人によって様々ですよね。最近では、ネット上の「どんな時に自分が日本人だと感じる?」という話題が注目を集めました。
"蚊取り線香"の匂いに日本人らしさを実感?
事の発端は、女性のとある体験談。彼女は一時色々なアロマを試していたそうですが、結局お気に入りの香りは見つからず...。しかし旅行先で購入したお香を自宅で使ってみたところ、驚くほど気持ちが落ち着いたそうです。"アロマよりお香派"だったことに対し、「やっぱり日本人だなぁ」と思わず実感したという彼女。実は他の人たちも、色々な場面で自分の日本人らしい部分を感じています。
例えば彼女のように"嗅覚"で実感したという人からは、「畳の香りに癒された時」「蚊取り線香やお線香の匂いに落ち着く時」「炊きたてのご飯の香りを嗅いで嬉しくなる時」といった声が。
一方"食事"関連をあげるコメントでは、「白米と味噌汁だけでも幸せを感じる瞬間かな」「パンよりご飯を選ぶ自分に日本人らしさを実感する」「緑茶を飲んでホッと一息ついた時」「油っこいお肉より、焼き鮭の方が幸せを感じるところ」「海外から帰って来た時に空港で和食を食べた瞬間。あの感動は日本人ならではの感覚だよね」という意見が上がっています。
また五感で感じるものだけでなく、"普段の何気ない行動"によって日本人だと実感する人も。「電話中にお辞儀したり、相手が電話を切ったかを確認してから切る行動って日本人っぽい」「待ち時間が長くても、健気に並んで待ってしまうところ」「車が来なくても横断歩道の信号をじっと待っている時」など、様々な意見が上がっていました。
日本人が思う「日本の好きなところ」第1位は?
日本人だと実感する瞬間は、まさに"百人百様"。ではそもそも日本人が感じる"日本や日本人の印象"は、一体どのようなものなのでしょうか。
2017年1月に発表された「日本人から見た"日本のイメージ"調査」(「マクロミル」調べ)では、全国20~59歳の男女1,000名を対象にアンケートを実施。まず"日本を好きか嫌いか"について尋ねてみたところ、約9割以上が「日本を好き」だと回答しています。
そこで"日本の好きなところ"についても質問した結果、第1位には「治安が良い」がランクイン。次いで第2位に「四季がある」、第3位に「食(飲み物含む)」、第4位に「トイレがきれい」といった回答が並びました。
また"日本の好きなところ"を年代別に見てみると、年代が若いほど「アニメ・漫画文化」「和装」と答える人が多い傾向に。一方年代が高いほど、「自然が豊か」「日本の気質・人柄」「伝統のスポーツ」という回答が増えるようです。
ちなみに"好ましいと思う日本人の特徴"第1位には「親切」という回答が。対して"好ましくない特徴"には、「自己主張が下手」との声が上がっていました。
あなたの中の日本や日本のイメージは、どのようなものですか? そしてどんな時に、自分が日本人だと実感しますか?
文/藤江由美
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