紙に2本の線を引くだけで、すべてが解決する/2軸思考

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「頭の中がごちゃごちゃで、仕事が前に進まない」「次から次へと問題が起こってスケジュールが遅延している」...こうした複雑な問題を一瞬でシンプルにしたいなら、紙に、2本の線を引いてみてください。
本書『2軸思考』で、あらゆる問題をタテとヨコの2軸で整理して考える方法を学び、最速の時間で最大の成果をあげていきましょう! 今回はその1回目です。

◇◇◇

本書は、私がIBMで現役のプロジェクトマネジャーとして働く中で身につけた世界一シンプルなフレームワーク、「2軸思考」について1冊にまとめたものです。

 

15年間のトラブルプロジェクト経験から学んだ2つの本質

私はIBMに新卒で入社以来15年間、主にシステム開発のプロジェクトにかかわってきました。そして、その多くは自ら希望して「超困難なプロジェクト」ばかりを担当してきました。

入社3年目で初めてプロジェクトマネジャーに抜擢されたとき、海外メンバーたちと仕事をしたとき、そして500人の部下を抱え、巨大プロジェクトをまとめているいま――。残念ながら、資金や時間が潤沢にあったことも、トラブルなくスムーズに仕事が進んだことも、人材が足りていたことも、一度たりともありませんでした。

一方で、外資系企業において「プロセス」は一切考慮されません。要は、結果を出すか出さないかです。

「一生懸命頑張ったのですが、時間が足りませんでした」
「要員が足りないので、それはできません」

こうした言い訳は通用しません。たとえ1カ月後にサービスが開始されるシステムに今日の段階でシステムのバグが100個あったとしても、サービス開始が決まっているのであればそこに間に合わせるのがプロの仕事です。少なくとも、私はそういう気持ちで仕事をしてきました。

2軸思考にたどり着いたのは、そんな「問題が山積している超困難なプロジェクト現場」での経験からです。
 
あらゆるトラブル・問題に遭遇し、チームのメンバーと一緒にどうにか乗り越えていく経験を積み重ねるうちに、次のことがわかりました。

それは、
・問題は、シンプルにしないと解決できない
・問題は、書き出すことで解決が速くなる
ということです。

複雑な問題をシンプルに「構造化」し、書き出して「見える化」する。このたった2つのことを満たしていれば、あらゆる問題は解決することができるのです。デカルトは「困難は分割せよ」と言い、ビル・ゲイツは「問題は切り分けろ」と言いました。そして、レオナルド・ダ・ヴィンチは「シンプルさは究極の洗練である」という言葉を残しています。これらは、あらゆる仕事において真実です。

 

次の記事「2軸思考は感覚や思いつきで仕事をしている人にこそ有効/2軸思考(2)」はこちら。

木部 智之(きべ・ともゆき)

日本IBMエグゼクティブ・プロジェクト・マネジャー。横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。入社3年目にしてプロジェクト・マネジャーを経験。その後、2006年のプロジェクトでフィリピン人メンバーと一緒に仕事をする機会を得る。2009年に役員のスタッフ職を経験し、2010年には 最大級の大規模システム開発プロジェクトにアサインされ、中国の大連への赴任も経験。日本と大連で500人以上のチームをリードしてきた。プロジェクト内で自分のチームメンバーを育成するためにビジネススキル講座を始め、そのコンテンツは社内でも評判となった。著書に『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』(KADOKAWA)がある。

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『2軸思考』
(木部智之/KADOKAWA)


頭の整理も、資料作成も、報告・指示、打ち合わせも、「線を2本引くだけ」で思考のスピードが爆速に! IBMで15年活躍する著者による独自メソッドを公開します。初心者でも、どんな業種でも使える「世界一簡単なフレームワーク」の作り方を凝縮。

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