「座ってスマホ」は、意外と腰に負担! スマホを見るとき、首・肩・腰に疲れをためない姿勢

【本作を第1話から読む】首・肩・腰・ひざの痛みは「頭の重さ」が原因だった!「頭の重みを支える立ち方」のシンプルなコツ

『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』 (植森美緒:著、金岡恒治:監修/ダイヤモンド社)第4回【全4回】

肩こりや腰痛、ひざの痛み...。そのすべての原因は「頭の重みを上手に支えきれていない」ことにありました。頭の重量は約6kg。普段から意識的に「頭の重みを支える」ための動作をしなければ、体の弱い箇所に負担がかかってしまうのです。『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)の著者で、健康運動指導士である植森美緒さんが、そんな体の痛みをラクにする動作を紹介。日常のあらゆる場面であなたの痛みを「ラクにする」ヒントにしてください。

※本記事は植森美緒:著、金岡恒治:監修の書籍『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)から一部抜粋・編集しました。


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※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

座ってスマホ:背もたれ、脚、手など、全部使って支える

無防備なスマホ動作を見直そう

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イラスト:中村知史(『肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』より)

組んだ脚をスタンド代わりにして、スマホを支える動作です。脚を組むのが難しいときは、脇を締めて操作します。

背もたれのない椅子ではどうしても首や肩の疲れがたまりやすくなるため、ときどき頭を後ろに倒す、肩をすくめて脱力するなどの動作を取り入れましょう。

左右にずらすだけでラクになる

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イラスト:中村知史(『肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』より)

スマホを持つ位置を左右にずらすだけでも、体の負担を軽減できます。

足で床を押して頭の位置が低くならないように支えます。

支点、顔の向き、頭の位置が大事

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イラスト:中村知史(『肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』より)

テーブルや椅子の高さでラクな体勢は変わります。痛みやこりがつらいときは「支点を増やす」「頭の位置を高く」の基本を駆使し、あごの角度も調整しましょう。

座って行うほうが腰には負担!

立ってスマホを操作するより座って操作するほうが、じつは腰の負担が大きくなります。

できるだけ背もたれのある椅子、支点を増やせる壁やテーブルを使用してください。

また、スマホを操作中に姿勢が固まっている人がほとんどなので、どんなときでも姿勢を固定しないようご注意を。

疲れは痛みの生みの親であることを忘れないでください。

 

植森美緒
健康運動指導士。指導歴35年。ドローインの第一人者。ダイエットに10年間失敗し続け、無理な運動で腰を痛めた経験を持つ。「日常動作を変えれば人生が変わる!」をモットーに、生活の中で無理なく行えるダイエット・健康法を提唱。自らもそれを実践し、腰痛を克服。ウエストサイズ58センチの体型を30年以上維持している。スポーツクラブの社員からフリーランスになり、カルチャースクール、専門学校、整形外科、自治体、健康保険組合、企業、女性誌、テレビなど多彩なステージで活動を重ねている。その場で効果を実感できるセミナーが好評で、直接指導した人数は5万人超。著書に『1日1分で腹が凹む 4万人がラクに結果を出した最高に合理的なダイエットの正解』『生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)など、ベストセラーも多数。

※本記事は植森美緒:著、金岡恒治:監修の書籍『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)から一部抜粋・編集しました。
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