「ぎっくり腰」で動けない! 非常時は「ほふく前進」を【痛みが消える日常動作】

【本作を第1回から読む】首・肩・腰・ひざの痛みは「頭の重さ」が原因だった!「頭の重みを支える立ち方」のシンプルなコツ

『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』 (植森美緒:著、金岡恒治:監修/ダイヤモンド社)第3回【全4回】

肩こりや腰痛、ひざの痛み...。そのすべての原因は「頭の重みを上手に支えきれていない」ことにありました。頭の重量は約6kg。普段から意識的に「頭の重みを支える」ための動作をしなければ、体の弱い箇所に負担がかかってしまうのです。『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)の著者で、健康運動指導士である植森美緒さんが、そんな体の痛みをラクにする動作を紹介。日常のあらゆる場面であなたの痛みを「ラクにする」ヒントにしてください。

※本記事は植森美緒:著、金岡恒治:監修の書籍『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)から一部抜粋・編集しました。


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※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

家の中を移動する:非常時は両手の力で、ほふく前進

立ち上がれないときの移動手段

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イラスト:中村知史(『肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』より)

家の中で立てなくなって困ったら、がんばって立とうとせずに、つかまれるものがあるところまで「ほふく前進」で移動するほうが賢明です。

また、歩くだけでもつらいときは、フローリングならバスタオル、カーペットならビニールシートやポリ袋を体の下に敷くとよりスムーズに移動できます。

壁やテーブル、傘などを使う

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イラスト:中村知史(『肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』より)

ほふく前進するほどではないけれど痛みがつらいときにおすすめの方法です。壁やテーブルを支えにしながら、場合によっては傘などを杖代わりにして歩くと、とてもラクです。

激痛で動けない! ぎっくり腰対処法

知人が腰痛で立ち上がれなくなり、困りはてて電話がかかってきたことがあります。とにかく安静第一で、少しでもラクな体勢で横になるように伝えました。

腰の激痛は無理さえしなければ、1~3日でかなり落ち着きます。

そして、強い痛みがとれてからは安静にしすぎないこと。

本記事の動作で腰をいたわりながら最短で回復を目指しましょう。

 

植森美緒
健康運動指導士。指導歴35年。ドローインの第一人者。ダイエットに10年間失敗し続け、無理な運動で腰を痛めた経験を持つ。「日常動作を変えれば人生が変わる!」をモットーに、生活の中で無理なく行えるダイエット・健康法を提唱。自らもそれを実践し、腰痛を克服。ウエストサイズ58センチの体型を30年以上維持している。スポーツクラブの社員からフリーランスになり、カルチャースクール、専門学校、整形外科、自治体、健康保険組合、企業、女性誌、テレビなど多彩なステージで活動を重ねている。その場で効果を実感できるセミナーが好評で、直接指導した人数は5万人超。著書に『1日1分で腹が凹む 4万人がラクに結果を出した最高に合理的なダイエットの正解』『生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)など、ベストセラーも多数。

※本記事は植森美緒:著、金岡恒治:監修の書籍『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』(ダイヤモンド社)から一部抜粋・編集しました。
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