【不測の事態に備える!】屋上から屋上へ飛び移る必要が! 命を落とさないためのチェックポイント7つ

2. 飛び移る建物をチェック。

着地してから、受け身を取って転がるスペースが確保できる建物を選んでください。飛び移る建物が今いる建物より低い場合は、おおよそで構わないので高低差を目算しておくこと。建物間に1階分以上の高低差があると、着地したときに足を骨折する危険があります。高低差が2階分以上になると、背骨を折る危険性が高まります。

3. 建物間の距離を目算する。

ほとんどの人は、どれだけ助走をつけても3メートル以上は飛べません。飛び移る建物が3メートル以上離れている場合は、壊滅的な重傷を負うか、最悪の場合、命を落とす危険があります。長距離を飛び越えて屋上に着地するか、ギリギリで柵や飛び出た部分などにつかまらなければ負傷は避けられないでしょう。高い建物から低い建物へ飛び移る場合は、落下していても前に進み続けようとする力が働きます。そのため、着地するスペースにはそれなりの余裕が必要です。約4メートルあれば問題ないでしょう。路地をはさんだ建物間ぐらいなら飛べるでしょうが、2車線道路をはさんだ建物間を飛び越えるのは不可能です。

4. 踏み切り地点と着地点を決める。

5. 屋上の端に向かって全速力で走る。

全速力で助走をつけなければ、長距離は飛べません。約3メートルの距離を飛び越えるには、約12~18メートルの助走が必要です。

6. 飛ぶ。

体の重心を前方向に傾けておくこと。飛距離が足りなかったとしても、壁や柵、屋上のへりなどにつかまりやすくなります。両腕を前方に伸ばして、いざというときにつかまれるようにしておくこと。

【不測の事態に備える!】屋上から屋上へ飛び移る必要が! 命を落とさないためのチェックポイント7つ kurumagotogake04_1.jpg

7. 両足で着地するように心がけ、着地したらすぐに首をすくめて横向きに転がる。でんぐり返しのように、縦方向に転がらないこと。

車から飛び降りるわけではないので、頭から縦に転がっても大きな危険はありませんけどね。

 

ジョシュア・ペイビン

昼はコンピューター・ジャーナリスト兼フリーのライターとして働き、夜になれば冒険に思いをはせている。現在は妻とフィラデルフィアで暮らしている。共著書に『もしもワニに襲われたら』(文響社)がある。

 

デビッド・ボーゲニクト

作家、編集者、実業家、世界を股にかける旅行者。共著書に『もしもワニに襲われたら』(文響社)があり、単独の著書には『The Jewish Mother Goose』、『The Little Book of Stupid Questions』がある。現在は妻とフィラデルフィアで暮らしている。今のところ結婚生活は“危機的状況”にはないらしい。

※本記事はジョシュア・ペイビン、デビッド・ボーゲニクト著の書籍『究極のサバイバルシリーズ2 もしも車ごと崖から落ちそうになったら』(文響社 )から一部抜粋・編集しました。
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