お金が貯まる人が絶対に捨てない紙とは。「紙片づけ」で保管する「金目の紙」「使う目的がある紙」

「お金が貯まる人」が絶対に捨てない紙(1)=学歴や資格の証明書

例えば、最終学歴の証明書や国家資格の証明書などは、金目の紙ではないと思われがちなのですが、そうではありません。実は、信用と引き換えにお金を生む、金目の紙です。というのは、住宅ローンを借りる時に銀行の人に見せることがあるからです。

不動産の仕事でお客様と一緒に銀行へ行くと、その方が美容師や柔道整復師などの資格をお持ちの場合、証明書を出すように言われることがけっこうあります。そうやって、技能を紙で証明することで、ローンの審査が通りやすくなるケースがあるのです。

国家資格に限らず、履歴書に書けるレベルで、仕事につながるような資格の証明書はすべて"金目"です。また、英検などは、証明書を提示することで受験や就職・転職活動で優遇されることもあるので、大切に保管しておきましょう。

「お金が貯まる人」が絶対に捨てない紙(2)=不動産売買契約書

不動産を所有されている方は、住宅関係の書類を持っておられるはずですが、その中でも絶対になくしてはいけないのは、「不動産売買契約書」です。この書類には、何をいつ、いくらで購入したかなどの情報が記載されています。この中で特に重要な情報は「いくらで買ったか」です。

以前、うちの不動産業のお客様にこんな方がおられました。40年ぐらい前に購入した戸建てを売りたいとのこと。物件があるエリアは、物件を購入した40年前と比べると、土地の価格が下がってきています。

でも、不動産売買契約書がどうしても見つかりません。そのため、本当は仮に3000万円で購入して、現在は2000万の値だとしても、それを証明できません。だから、購入時よりも高い値がついていることにされて、利益を得たとみなされることがあるんです。そうすると、たくさん税金を取られます。

なくしてしまった場合の対策が、ないこともないのですが、非常に厄介なので、この書類は大切に保管しておいてください。

 

石阪 京子

片づけアドバイザー。宅地建物取引士。JADPメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。大阪で夫と不動産会社を起業、夢のマイホームを手に入れても片づかないことで理想の暮らしができないと諦めている多くの人に出会う。自分にできることはないかと女性目線での建築設計、引っ越し後のアフターフォローとして家の片づけを提案。独自メソッド「一度やれば絶対にリバウンドしない」が特徴で、これまで様々な片づけ方法を試したり、プロに頼んではリバウンドを繰り返してきたりした人たちの「最後の駆け込み寺」となり、約1000人が成功。現在は、収納監修、片づけレッスンほか、各地でトークイベントなどを開催し、「書類の片づけ」に特化した回も行う。著書に『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』(ダイヤモンド社)、『一生リバウンドしない! 奇跡の3日片づけ』(講談社)などがある。


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※本記事は石阪京子著の書籍『人生が変わる 紙片づけ!』(ダイヤモンド社)とダイヤモンド・オンラインに掲載の記事から、一部抜粋・編集しました。

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