共働き世帯でも、妻が3時間24分、夫が51分。妻の家事・育児時間は夫の3倍以上【不都合な数字】

【本作を第1回から読む】子どもの虐待死。もっとも多い年齢が「0歳0か月0日」【不都合な数字】

『大人も子どもも知らない不都合な数字』 (チャリツモ /フォレスト出版)第3回【全7回】

数字を使って社会を見ると、意外なことがわかるかも!? 統計をしっかり見ると、じつは自分が思っていたことや当たり前だと感じていたことが、実体とは違っていることもあります。数字はふだん見逃している、さまざまな側面を発見するヒントになるのです。そんな数字とイラストを使って、さまざまな事象を解説する『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)にて、数字の背景を考えながら社会問題に向き合っていきましょう。

※本記事はチャリツモ著の書籍『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。


共働き世帯でも、妻が3時間24分、夫が51分。妻の家事・育児時間は夫の3倍以上【不都合な数字】 03_pixta_96421590_M.jpg
※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

共働き世帯の家事・育児にかける1日当たりの時間は妻が3時間24分、夫が51分

1980年に1114万世帯いた専業主婦世帯は、2022年には半分以下の430万世帯にまで減少しました。一方で、共働き世帯は614万世帯から倍近い1191万世帯まで増加しています。

この40年間で専業主婦世帯と共働き世帯の数が逆転し「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という性別役割分担は徐々になくなってきています。

大半の家庭が共働きとなった現在、家庭内における家事・育児の分担はどうなっているのでしょう?

 

チャリツモ
これまで遠く感じていた社会問題を、自分ごととしてとらえるきっかけを提供し続けるクリエイター集団。「そうぞうしよう。そうしよう」がキャッチコピー。本書のベースとなっているWEBサイト「チャリツモ」をはじめ、10代の若者が抱える性のモヤモヤにこたえる「セイシル」(運営会社はTENGAヘルスケア)や「日本財団 Instagram」など、WEBメディアを中心にさまざまな媒体の運営に携わっている。

※本記事はチャリツモ著の書籍『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。

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