女性25.9%、男性18.4%に「DV被害」の経験。「デートDV」に関する数字も【不都合な数字】

【本作を第1回から読む】子どもの虐待死。もっとも多い年齢が「0歳0か月0日」【不都合な数字】

『大人も子どもも知らない不都合な数字』 (チャリツモ /フォレスト出版)第4回【全7回】

数字を使って社会を見ると、意外なことがわかるかも!? 統計をしっかり見ると、じつは自分が思っていたことや当たり前だと感じていたことが、実体とは違っていることもあります。数字はふだん見逃している、さまざまな側面を発見するヒントになるのです。そんな数字とイラストを使って、さまざまな事象を解説する『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)にて、数字の背景を考えながら社会問題に向き合っていきましょう。

※本記事はチャリツモ著の書籍『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。


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※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

DV被害経験のある女性割合25.9%(男性は18.4%)

2020年に内閣府が行った調査によると、配偶者からの暴力を受けたことのある女性の割合は25.9%、男性は18.4%でした。

調査対象となった暴力は4種類。

・身体的暴行(なぐったり、けったり、物を投げるなど)
・心理的攻撃(人格を否定する暴言、電話・メールなどの監視、精神的嫌がらせなど)
・経済的圧迫(生活費を渡さない、貯金を勝手に使われる、外で働くことを妨害されるなど)
・性的強要(性的行為の強要、見たくないポルノ映像等を見せられる、避妊の非協力など)

このいずれかについて、婚姻経験のある女性の4人に1人が、「経験がある」と答えています。

 

チャリツモ
これまで遠く感じていた社会問題を、自分ごととしてとらえるきっかけを提供し続けるクリエイター集団。「そうぞうしよう。そうしよう」がキャッチコピー。本書のベースとなっているWEBサイト「チャリツモ」をはじめ、10代の若者が抱える性のモヤモヤにこたえる「セイシル」(運営会社はTENGAヘルスケア)や「日本財団 Instagram」など、WEBメディアを中心にさまざまな媒体の運営に携わっている。

※本記事はチャリツモ著の書籍『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。

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