【本作を第1回から読む】子どもの虐待死。もっとも多い年齢が「0歳0か月0日」【不都合な数字】
『大人も子どもも知らない不都合な数字』 (チャリツモ /フォレスト出版)第2回【全7回】
数字を使って社会を見ると、意外なことがわかるかも!? 統計をしっかり見ると、じつは自分が思っていたことや当たり前だと感じていたことが、実体とは違っていることもあります。数字はふだん見逃している、さまざまな側面を発見するヒントになるのです。そんな数字とイラストを使って、さまざまな事象を解説する『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)にて、数字の背景を考えながら社会問題に向き合っていきましょう。
※本記事はチャリツモ著の書籍『大人も子どもも知らない不都合な数字』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。
日本のプラスチックのリサイクル率は87%! でも、その中身は...
日本のプラスチックゴミの総量は年間824万トン。そのうち87%に当たる717万トンがリサイクルされ、残りは焼却されたり埋め立てられて処理されます。リサイクル率87%というのは、世界でもトップレベルのリサイクル率です(2021年時点)。
しかし、リサイクルされたプラスチックゴミの大半が、燃やされていることを、みなさんは知っていますか?
「え? リサイクルされたら、新しいプラスチック製品に生まれ変わるんじゃないの?」
そんな感想を持った方も多いのではないのでしょうか?
いったいぜんたい、日本のプラスチック・リサイクルはどうなっているのか、一緒に見ていきましょう。