朝ごはんを抜くことが痩せない原因に!? 栄養バランスが整った「コンビニ朝ごはん」の選び方

コンビニで選ぶべきお腹痩せする食事の極意

忙しい日々の中で、毎日お弁当を作ったり、自炊したりするのは本当に大変なことです。もちろん、それが毎日できるならいいのですが、できない場合はコンビニでもきちんと痩せる食事をすることができます。
ただし、なんでもいいわけではなく、選ぶポイントがあるんです。「糖質」「タンパク質」「食物繊維」の3つの栄養素をそろえた「痩せ食トライアングル」というルールに沿って選びましょう。

たとえば、先ほどの女性が選んでいた菓子パンと野菜ジュース。これにプラスしてほしいのが「タンパク質」です。
タンパク質を加えることで、食事全体のカロリーは増えるかもしれませんが、栄養バランスが整い、腹持ちが良くなるのです。
しかもこの女性、野菜ジュースで食物繊維をとっていたにもかかわらず、長年便秘にも悩まされていたそうですが、栄養バランスが整うことで、お通じまで改善されました。結果として、お腹周りもスッキリしたのです。

お腹周りが気になる人は朝のコンビニでこう選べ!

では、朝ごはんにおすすめの「糖質×タンパク質×食物繊維」の組み合わせ例をご紹介します。

組み合わせ例① 菓子パン×チーズ×野菜ジュース
菓子パンはダイエットに不向きに思われがちですが、組み合わせ次第で腹持ち良く痩せる食事に変えられます。しかも時間がない朝でも、すべてワンハンドで手軽に食べられる食事です。
ただし、野菜ジュースは噛むことがないため、これを野菜スティックにすれば、より腹持ちが良くなり、お通じにも効果があります。

組み合わせ例② もち麦おにぎり×粗挽きウィンナー×バナナ
ご飯派の方は、おにぎりを選ばれるといいでしょう。もち麦おにぎりなら歯応えもあり、よく噛んで腹持ちもよくなります。バナナもウィンナーも手軽に食べられます。
バナナは1本食べるとかなりお腹もいっぱいになり、満足度も高いのではないでしょうか。しかも整腸作用があり、お通じにもとても良いです。バナナが苦手な方は、りんごに変えてもOKです。

組み合わせ例③ 韓国風キンパ×ゆで卵×パイナップル
朝、手軽に食べられるという点では、この組み合わせもおすすめです。キンパは海苔に油がついているので、より腹持ちがよくなります。パイナップルは食物繊維が多いのでお通じにも効果的。また、卵は、ゆで卵が一番腹持ちがよくなる調理方法です。
この腹持ちの良い3つを合わせれば、お昼ごはんまでお腹を空かずに過ごせるでしょう。パイナップルの代わりに、冷凍マンゴーでもOKです。

ご紹介した3つの組み合わせは、どれも「腹持ち」を考えたものです。腹持ちがよければお昼ごはんで食べすぎることがなく、午後も眠くならずにすむでしょう。
眠くならなければ、集中して仕事や勉強に取り組むことができ、パフォーマンスも上がること間違いなしです。

「糖質×タンパク質×食物繊維」の組み合わせを意識しながら食べることで、栄養バランスが整えば、代謝が上がり、カロリーを摂取しても痩せる体になっていきます。
ダイエットが失敗してしまう原因として、空腹を我慢していて「ダイエットはつまらない」「我慢できないから無理」と諦めてしまう方が多いのですが、腹持ちがよければ、空腹を我慢することがなくなり、ダイエットが続けられて、結果、諦めることなく痩せることができるのです。

 

齋藤好美

株式会社イートバランス代表取締役。ビバランスダイエット協会代表理事。30年間にわたり15キロのダイエットとリバウンドを繰り返す人生の中で、太っているのに病院で「栄養失調」と診断される。その後、朝ごはんの食べ方を工夫するオリジナルのダイエットを実践した結果、半年で7キロ痩せ人生が変わる。いかに効率よく簡単に「栄養バランス」をとることができるかを探求し、立ち上げた「ビバランスダイエット」にて3年間で5万食以上もの食事にアドバイスを行い、受講生の約9割が3キロから10キロ以上のダイエットに成功。痩せる以外に、肌ツヤがよくなったなどの体質改善効果の声も多い。本書が初の著書となる。

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