お助け食材「バナナ」も活用! 「調理定年」を提唱する91歳評論家・樋口恵子さん1週間のごはん事情

年を重ねるごとに食事作りがおっくうになると感じていませんか。長年続けてきた家事にも、定年はあるはず。「調理定年」を提唱している樋口恵子さんに、無理せず、食を楽しむ秘訣を伺いました。

【前回】もうストレス無用! 91歳の評論家・樋口恵子さんが提案「調理定年してみませんか」

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食べたものはメモに残す

実は樋口さん、89歳で乳がんの手術をしてからは食欲が落ちてしまい、今年からシルバー人材センターの活用を週3日に増やし、宅配弁当も使い始めたそうです。

「シルバー人材センターは、都道府県によっても金額が違いますが、家政婦さんをお願いするより格段に安いです。登録しておくと、転倒して困った! という緊急時にも駆けつけてもらえるので、頼りになります。以前は自分で献立を考えていましたが、調理を全てお任せするようになってからは、"食べたものはメモに残す"ことを習慣づけるようにしました。こうしておくと、似た食事が続いたり、お弁当と重なることもなくなります。朝食は昼食と兼用で、娘が用意してくれるサンドイッチなどと牛乳。一日2食です。月曜・水曜・木曜はシルバー人材センターの方に来ていただき、作りおきもお願いしています。金曜日の夜は娘の帰りが遅いので、ベネッセの宅配弁当を活用し、土日は娘と夕食をいただきます」と樋口さん。

年をとると毎食が「多様性」です。

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週1回、活用しているというベネッセの宅配弁当「いろどり献立」。「いつでも、いくつからでも、不定期でも頼めるところが使いやすいです」と樋口さん。

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コンビニ弁当や、レンジでチンするだけで食べられるシューマイなども常備して活用中。食べたものは、必ずメモして。

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<教えてくれた人>

評論家
樋口恵子(ひぐち・けいこ)さん

東京都生まれ。東京大学文学部卒業後、時事通信社、学習研究社、キヤノンを経て評論活動に入る。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。自らの老いを語った『老いの玉手箱 痛快!心地よく生きるヒント100』などがベストセラーに。

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この記事は『毎日が発見』2023年7月号に掲載の情報です。

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