長年しみついた家事のパターンは誰にでもあるもの。でも、やめてみると案外大丈夫なことって多いのです。今回は、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに「洗濯でやめること」をお聞きしました。
えっ、掃除機って使わなくてもいいの...? ラクになれる「やめる家事」掃除編
洗濯でやめること
厚手バスタオルはやめる
薄手や小サイズに変えれば干すのがラク
厚手のバスタオルは、水分を吸って重いのが難点。
「サイズや厚さを見直すだけで干すのがラクに。乾くのも早く、収納場所もとらず、一石二鳥!」
洗濯用のハンガーは持たない
収納用と兼用にすれば干してそのまましまえる
乾いた衣類をハンガーから外し、収納用のハンガーに掛ける。
その二度手間は、ハンガーを共通にすることで解消。
「厚みのない軽いハンガーなら扱いがラク」
部分洗いはバケツにつけおかない
バケツのかわりに洗濯機を活用
水をためてつけたら即洗える
部分洗いしたい衣類を入れ、洗濯機に水がたまったところで一時停止。
「わざわざバケツを出さなくても、洗濯機でつけおきできます。一定時間おいたらそのまま洗濯するだけ」
すぐ使うものは畳まない
洗ったふきんはかごに投げ入れOK
キッチンにかごを用意し、洗濯して乾いたら畳まずに入れるだけ。
「すぐ使うのでしわが気になりません。かごのかわりにふきん掛けを使っても」
洗うのが面倒なトイレマットはやめる
スリッパがあればマットいらず
サッと拭くだけでいつも清潔
汚れやすく、厚地で洗いにくいトイレマット。
「スリッパがあるなら、思い切ってやめても大丈夫。拭き掃除にした方が洗う手間がなく、清潔を保てます」
角ハンガーは使わない
スタンド干しなら腕を上げずラクに干せる
「おすすめはタオルスタンド。下着やくつ下などの小物も、掛けたりのせたりするだけ。腕を何度も上げ下げしなくて済みます」。
使わないときは小さく畳めるので邪魔になりません。
おしゃれ着洗いと普通洗いは分けない
おしゃれ着洗いの洗剤は普通洗いにも使える!
おしゃれ着用の洗剤は、さまざまな素材に対応。
「ひどい汚れでなければ普通洗いも大丈夫。おしゃれ着洗いがたまっているときに、普通洗いのものを混ぜれば洗濯が一度で済みます」
1回着ただけで洗わない
未着用の服と分けて吊して汗をとばす
一度着ただけで汚れていない服を洗うのは、ムダに洗濯量を増やすだけ。
「未着用の服と混ざらないように一時掛けゾーンを作り、吊しておきましょう。2回、3回と着用できますよ」
重いふとんは外で干さない
日の当たる室内に広げるだけでふかふかに!
汗を吸ったふとんは重みがあり、物干しざおに掛けるのも大変です。
「日の当たる室内に広げるだけでも、湿気とばしの効果あり。労力をかけず気軽に干せますよ」
取材・文/シェルト*ゴ(坂本典子、佐藤由香) 撮影/福島章公、吉田篤史