少ないお金でも、工夫次第で人生は充実する! そんなライフスタイルが人気を集めるブロガー、インスタグラマー、ユーチューバー7人7様の暮らしぶりをまとめた『ひとり暮らし月15万円以下で 毎日楽しく暮らす』(すばる舎)から、40代と60代ひとり暮らし女性の上手に生きるアイデアをご紹介します。
【前回】定年前に転職。50代後半で決めた自分らしい働き方(ショコラ65歳)/ひとり暮らし月15万円以下
【最初から読む】離婚して正解。20年以上のシングル生活で思うこと
ショコラ
年齢:65歳
居住地:都内
仕事:パート
ひとり暮らし歴:23年
1ヵ月の支出:12万円
40代で離婚。定年まであと少しの57歳のとき、正社員だった営業職を辞め、パート勤務に。年金の出る今も月12万円生活を続ける。工夫して楽しく暮らすシニア生活を綴った『58歳から日々を大切に小さく暮らす』(すばる舎刊)はベストセラーに。ブログは月間60万PV。
年金が満額出ても、働けるうちは働きたい。
週4日の5時間勤務が合っている
この2月で65歳になりました。
今も厚生年金に加入しているので、月13万円ほどの年金が満額振り込まれます。
このときに照準を合わせて、50代から月12万円生活にシフトしました。
65歳になったら仕事を辞められるよう、貯金には手をつけませんでした。
でも、いざ65歳になってみて......「もう少し働こうかな」という気持ちになっています。
幸い、職場は65歳以降も働き続けられる環境で、70歳のパートさんもいます。
数年前は、60代で毎日満員電車に乗って週5日、朝から夕方まで働き続けるのはきついなあ。
辞めて旅行にでもゆっくり行きたいなあと思っていました。
でも、今回の新型コロナウィルス下で、思いがけず時短勤務となりました。
10時から4時までの実働5時間、また水曜休みの週4日勤務です。
これなら、それほど疲れることもなく、今後も続けられそうなのです。
もちろん、勤務時間が減る分、収入はがくっと落ちますが、もともと年金だけで生活するつもりでした。
パート収入は丸々余裕資金にできるから、まったく問題ないのです。
これまでは、生活のために働かなければなりませんでしたが、これからはその必要がなくなります。
「いつでも好きなときに辞められる」というのは、気持ちにゆとりが出るものです。
それに、今の仕事は楽しいのです。
事務職ですが、席に座っていることはほとんどなく、1日中社内を歩き回っています。
忙しく働いて体を動かしているのが、性に合っているのでしょう。
「パートのおばちゃん」ですが、上司も頼りにしてくれ、それが励みになっています。
だからひとまず、まだ定年はお預けで。
仕事は減らしつつも、ゆるゆると続けていかれたらと思っています。
撮影/上岡エマ
お金だけに頼らないひとり暮らしのライフスタイル。7人の女性が毎日を楽しく暮らすアイデアを教えてくれます