2週間冷蔵保存できる
4つの「だし酢」の作り方
だし食材と酢だけで作れるだし酢。
漬ける食材によって風味が変わるので、料理に合わせて使い分けるのがおすすめ。
漬けて2日ほどたつとうま味が濃くなります。
かつお節酢
イノシン酸のうま味は淡泊な素材に
材料(作りやすい分量)と作り方
清潔なびんにかつお節25gを入れ、穀物酢2と1/2カップを加える。ふたをして冷蔵室に一晩以上おく。
昆布酢
グルタミン酸のうま味は肉や魚と相性よし
材料(作りやすい分量)と作り方
清潔なびんに長さ4~5cmに切っただし昆布25gを入れ、穀物酢2と1/2カップを加える。ふたをして冷蔵室に一晩以上おく。
煮干し酢
煮干しもそのまま食べられます
材料(作りやすい分量)と作り方
煮干し40gは頭と腹わたを取り、耐熱皿にのせて電子レンジ600Wで1分加熱する。清潔なびんに入れ、穀物酢2と1/2カップを加える。ふたをして冷蔵室に一晩以上おく。
しいたけ酢
香りが濃厚。混ぜずしなどにも
材料(作りやすい分量)と作り方
清潔なびんに干ししいたけ10個(約25g)を入れ、穀物酢2と1/2カップを加える。浮かないようにラップで覆い、ふたをして冷蔵室に一晩以上おく。
だし酢作りの3つのコツ
鍋も包丁もいらないだし酢は、思い立ったらすぐに挑戦できるのが魅力。
材料の選び方と保存のポイントを押さえれば、失敗せずに作れます。
1.酢は好みのものでOK
基本は穀物酢ですが、米酢にするとまろやかな風味に。
りんご酢は爽やかな酸味、玄米酢や黒酢はコクのある風味が楽しめます。
いろいろ試して好みを見つけて。
2.だし素材の選び方
かつお節、昆布、煮干しなど一般的なだし食材の他、しいたけ、帆立の貝柱などの乾物などでも作れます。
漬けたあとの食材もムダなく活用しましょう。
《だしパックの場合は》
市販のだしパックは塩分を含むものが多いので、注意して。
漬けたら2日以内に取り出します。
3.適した器と保存のこと
口が広く、密閉できるガラス容器がおすすめ。
きれいに洗ったものを使いましょう。
保存は冷蔵室で。
少なくなったら酢やだし食材をつぎ足してもOK。
【次回】夏にぴったりな「混ぜずし」に「冷や汁」♪ 「だし酢」のご飯レシピで暑さを乗り切ろう
【まとめ読み】特集「毎日「だし酢」宣言!」記事リストはこちら!
取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト*ゴ) 撮影/南雲保夫 栄養計算/スタジオ食