「塩水漬け」ってご存知ですか? 野菜や豚肉などを塩水に漬けて乳酸発酵させると、やわらかくなりますよ。塩と水があれば手軽にできるのもうれしいですね。手作り発酵食を始めましょう!
塩水漬けの基本
塩水に材料を漬けて乳酸発酵させます。
基本の塩水の割合は、水1カップに対して塩は小さじ1。
この割合を覚えておきましょう。
好みの野菜を漬けておけば、漬物代わりになるほか、スープや炒め物の具にも活躍します。
また、漬け汁も良い味が出ているので、スープとして活用できます。
「野菜の塩水漬け」
材料(作りやすい分量)と作り方
① キャベツ200g、玉ねぎ、にんじん各40gはせん切りに。トマト70gはさいの目切りにして水2カップ、塩小さじ2とともにポリ袋に入れる。
② ポリ袋の口を結び、室温で2日置けば食べ頃。冷蔵庫で3~4日保存できる。
前回の記事でご紹介した、「豚肉と野菜のスープ」などにも活用できます。
塩水漬けの豚肉と塩水漬けの野菜、野菜の漬け汁で簡単に作れます。
関連記事:乳酸発酵で柔らか肉に!「豚肉の塩水漬け」レシピ3選/快腸!手作り発酵食
腐乳も塩水漬けで作れます
中華料理の調味料として有名な腐乳。塩水漬けの要領で作ってみました。
材料(作りやすい分量)と作り方
島豆腐1丁(210g)、麹100g、泡盛1カップ、塩大さじ1を保存袋に入れる。10日ほど保存すると乳酸発酵が起き、腐乳になる。
※煮沸消毒した空き瓶に入れて冷蔵庫で保存すると、数カ月は持ちます。
豚肉を漬けた塩水もスープに
中国ではこの塩水を煮詰めたものを肉醤として、調味料にしていました。
① 鍋に豚肉を漬けた塩水を入れて沸騰させる。
② アクが出てくるので、すくい取ると透明のスープになる。
撮影/原 務