実は「順序」が大切なんです。プロに聞いた「大掃除、どこから始める?」

12月は大掃除をしたり、お正月の準備などで忙しい時期。

「片付けまで手が回らない!」とならないように、計画を立ててムリなくすすめたいもの。

「年末片付けは順序が大事です」と、整理収納アドバイザーの中山真由美さん。

片付けは体力を使う作業。

クローゼットや納戸、押し入れなどものが多い場所から始めると疲れる原因になります。
「玄関、洗面所、冷蔵庫など、いる、いらないが簡単に判断できて狭い場所から始めるとやりやすいはずです」(中山さん)
簡単なところから手をつけ、終わったらキッチンやリビングなど細かいものが多い場所へ。迷うものが多いクローゼット、納戸は時間がかかるので、頭と体が慣れたころにじっくり取り組みましょう。

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やりやすい場所から始めましょう。片付けスタート!

1.「玄関」

靴箱にある履かない靴や傷んでいる靴を処分しましょう。

外玄関に放置したものも、新年の来客に備えて撤去して。

2.「洗面所」

使い切れない洗剤や化粧品、ヘアケア用品、試供品などがたくさんあるはず。

掃除用の古タオルも大掃除で使い切りましょう。

3.「冷蔵庫」

食材が増える年末年始に備えて、スッキリしておきたい場所。

賞味期限切れの調味料や食べ切れない保存食は処分して。

4.「キッチン」

細かいものが多く、仕分けに時間がかかります。

引き出し1段、カトラリーケース1つ、吊り戸棚だけなど範囲を決めて。

5.「リビング」

テーブル、テレビ台、棚など場所で分けるか、新聞、チラシ、文房具、薬など、たくさんあるものから整理するとスムーズ。

6.「クローゼット」

洋服と、洋服以外のものは日にちを分けてチェック。

雑多なものが多い場合は、手前にあるものだけ見て、中身を確認して。

7.「納戸」

一気に全部出しても、一日で終わらない可能性があります。

年内に半分終わればよしとし、日にちをかけて片付けましょう。

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<教えてくれた人>
中山真由美(なかやま・まゆみ)さん

インブルーム(株)取締役(整理収納サービス事業部責任者)、整理収納アドバイザー。整理収納コンサルティングやセミナーのほか、テレビなど多数のメディアで活躍。著書に『散らからない仕組み」(主婦の友社)など。

この記事は『毎日が発見』2019年12月号に掲載の情報です。

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