ゆで卵も漬けられるの⁉「ぬか漬け」活用術/快腸!手作り発酵食

何年も同じぬか床を保存して、毎朝の食卓にぬか漬けを並べていらっしゃる方も多いと思います。いちばん手頃な発酵食品であるぬか漬けは、野菜を生で食べられ、植物性の乳酸菌も摂れる優秀な食品。いつものぬか漬けの材料をちょっと変えてみませんか?

もう一度見直したいぬか漬け「基本のぬか床」

材料(管理しやすい分量)
ぬか...500g 
水...2と1/2カップ
塩...50g
しょうが、にんにく...各1かけ
赤とうがらし...1本 
煮干し...10尾
昆布...15㎝1枚

作り方
容器に全部の材料を入れて混ぜる。1週間ほど野菜くずを入れ、毎日混ぜると、ぬか床ができるので漬け始める。

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きゅうりや大根以外にもいろいろな食品が漬けられます

ゆで卵も漬けられるの⁉「ぬか漬け」活用術/快腸!手作り発酵食 2003p020_02.jpgゆで卵、水煮大豆、豆腐、するめいか、じゃがいもなどの食材もOKです。

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ぬか床ができたら、好みの野菜などを漬ける。一昼夜ほど(季節にもよるが)漬けると食べ頃に。ぬかを洗い落とし、適当な大きさに切って皿に盛る。

ぬか漬けをおいしくするには

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にんにく、しょうが、赤とうがらし、煮干し、昆布など、定番のぬか床のうま味を増す食材を加えます。

このほかに大豆、するめいかなどそのものも食べられ、うま味を出す食材も入れてみましょう。

おいしくなります。

ぬか床のお手入れ

ぬか漬けを取り出すときに、容器の周りにぬかが付いてしまいます。

きれいにふき取りましょう。

また、水分が上がってきたら、ペーパータオルで吸水します。

毎日のお手入れで、カビを生やさないようにしましょう。

また、ぬか漬けの容器は、冷蔵庫で保管すると良いでしょう。

ゆで卵も漬けられるの⁉「ぬか漬け」活用術/快腸!手作り発酵食 2003p020_05.jpgゆで卵も漬けられるの⁉「ぬか漬け」活用術/快腸!手作り発酵食 2003p020_06.jpg

撮影/原 務

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<教えてくれた人>

荻野恭子(おぎの・きょうこ)さん

料理研究家、栄養士。これまでに世界60カ国以上を訪れ、食文化の研究を続け、テレビ、雑誌で活躍。著書に『ポリ袋漬けのすすめ』、『「乳酸発酵漬け」の作りおき』(共に文化出版局)など多数。

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この記事は『毎日が発見』2020年3月号に掲載の情報です。

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