季節の変わり目は体調の変化が伴うものです。特に「天気の悪い日はひざの痛みが増す」と困っている方はいませんか？ そこで自宅で簡単ストレッチを実践し、ひざ痛を改善させましょう。書籍『痛みの元凶を自分で治す ひざ痛ほぐし１分ストレッチ』（徳間書店）では、ひざの状態のセルフチェックや、適切なストレッチの方法などを詳しく解説しています。できれば自分の足でずっと歩きたいもの。今のうちから元気なひざを取り戻しておきましょう。
※本記事は酒井慎太郎著の書籍『痛みの元凶を自分で治す ひざ痛ほぐし１分ストレッチ』から一部抜粋・編集しました。
【前回】ひざ痛に悩む方は必見！「ひざのねじれ」についてセルフチェック
【最初から読む】ひざ痛に悩む方は必見！「ひざのコブ」についてセルフチェック
基本のストレッチ
ひも綱引きストレッチ
ひざ痛の３大元凶の１つ＝「ひざのねじれ」は、ひざ下が外側にねじれてしまっている場合がほとんど。
そこで、ひもを利用して、ひざ下を内側に向かわせて、ねじれを修正するこのストレッチを。
とても簡単ですが、矯正効果は抜群！
準備するもの
長さ1m程度のひも
1．床に座って、ひもを両脚に引っかける
床に座り、あらかじめ両端を結んで輪にしたひもを両脚のかかとに引っかけたら、セット完了。
2．両脚を伸ばして、ひもがピンと張った状態にする
両足のかかとにひもを引っかけたまま、両脚を前方へ真っ直ぐ伸ばし、ひもがピンと張った状態にする。
POINT
ひざ痛の３大元凶の１つ「ひざのねじれ」が起きるケースでは、ひざ下が外側に向かってね
じれている場合がほとんど。写真のように太ももの骨（大腿骨）に対し、すねの骨（脛骨）が外側にねじれてしまっています。
3．30秒間、両脚で綱引きをする
さらに、右脚全体には右方向への力、左脚全体には左方向への力を入れて、「ひもを使った両脚での綱引き」をする。引っかけたひもがギリギリ外れないところ＝最大にひざ下を内側にひねった体勢を、30秒間キープする。グッグッグッと、テンポよく綱引きを行ってもOK。
POINT
このストレッチを行うと、すねの骨（脛骨）に「内側へひねる力」が効率的に加わるので、このように本来の骨の配列に矯正する作用が働きます。そのため、ひざ下にはなるべく力を入れずに行うと効果的。
