季節の変わり目は体調の変化が伴うものです。特に「天気の悪い日はひざの痛みが増す」と困っている方はいませんか? そこで自宅で簡単ストレッチを実践し、ひざ痛を改善させましょう。書籍『痛みの元凶を自分で治す ひざ痛ほぐし1分ストレッチ』(徳間書店)では、ひざの状態のセルフチェックや、適切なストレッチの方法などを詳しく解説しています。できれば自分の足でずっと歩きたいもの。今のうちから元気なひざを取り戻しておきましょう。
※本記事は酒井慎太郎著の書籍『痛みの元凶を自分で治す ひざ痛ほぐし1分ストレッチ』から一部抜粋・編集しました。
「ひざ痛の3大元凶」セルフチェック
「ひざのコブ」をチェック!
ひざのお皿の骨(膝蓋骨)周りの4カ所を指で押してみて、「コブがあるか」「硬くなっているか」をまず確認。ひざ痛の新たな"真犯人"=「膝蓋下脂肪体」の状態がわかれば、痛みを自分で消すことが可能になります。
前面
*写真は右脚の場合
チェックするのはココ!
ひざの前面でチェックするのはこの3カ所。
(1)お皿の骨のすぐ下の内側
(2)お皿の骨のすぐ真下
(3)お皿の骨のすぐ真上
後面
*写真は右脚の場合
チェックするのはココ!
ひざの後面は、"ひざが曲がるところ"のすぐ下をチェック。
(4)ひざの真裏の下のほう
「痛み・硬さ・腫れがあるか」のチェック法
まず、ひざを伸ばす。長座の姿勢(脚を前に伸ばして床に座った状態)になるか、長座ができない方は、片脚を台に乗せ、ひざを真っ直ぐに伸ばす。
次に、両手の親指を使って、ひざの前面の3カ所=「(1)お皿の骨のすぐ下の内側」「(2)お皿の骨のすぐ真下」「(3)お皿の骨のすぐ真上」を順番に押し、「痛み」や「硬さ」を確認。
さらに、両手の人差し指~薬指の指先を「(4)ひざ真裏の下の方」に回して同様に押し、「痛み」「硬さ」「腫れ」などを確認する。
両脚のひざ周りでこれら4カ所での「痛み」や「硬さ」を確認し、左右の同じポイントでの痛み具合・硬さ具合を比較すると、違いがわかりやすい。
台は、無理なく脚を乗せられる高さがあればよいので、安定感があるものであれば、ご自宅にある低めの平台やイスなどでOK。
□前面の「(1)お皿の骨のすぐ下の内側」を確認
□前面の「(2)お皿の骨のすぐ真下」を確認
□前面の「(3)お皿の骨のすぐ真上」を確認
□後面の「(4)ひざの真裏の下のほう」を確認