必要なモノを「1秒で取れる」ように! 片づけの達人の「目からウロコの収納の裏技」

片づけのためには「モノを捨てる」必要があると思っていませんか?5000軒以上の家を片づけてきた古堅純子さんは、「モノを捨てなくても、一生散らからない空間は実現できる」と言います。そこで、古堅さんの著書『シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識』(朝日新聞出版)より、「夢と希望を生み出す片づけのヒント」を連載形式でご紹介します。

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使うモノは1秒で取れる場所に

モノはひとつ〝チョイ置き〞すると、ほかのモノもどんどんチョイ置きするようになります。やがて〝モノだまり〞ができて、部屋の中にモノがあふれ始めるのです。

使わないモノは、もう使わなくても困らないモノですから、処分するのが嫌だったら、収納の奥に入れてしまい、よく使うモノだけを、ワンアクションで取れる場所に、定位置を決めて出しておきましょう。

そして毎日使うモノは、1秒で取れる場所に定位置を決めて、そこに置きます。

1秒で取れるなら、1秒で戻せるので、部屋はいつも片づいた状態がキープできます。

収納の扉をあえて取り去る裏技

必要なモノを1秒で取れる場所を確保するために、私がよくやるのは、収納の扉をあえて取り去ってしまうことです。

たとえばリビングやダイニングに置かれている食器棚。

ガラス扉を部分的にはずし、毎日使う茶碗セットやお茶セット、調味料セットをトレーにのせて置いておきます。

トレーにセットすれば、より便利に出し入れできるでしょう。

食事やお茶のさいには、食器棚の扉を開けるというワンアクションなしに、すぐにトレーごと必要なモノが取り出せて、さらにトレーごと戻せます。

モノが散らかるのは、元の場所に戻さないからですが、これなら面倒くさがり屋の人でも大丈夫でしょう。

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【まとめ】『なぜかワクワクする片づけの新常識』記事リストはこちら

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シニアの自宅を「夢や希望が持てる、幸せな場所」にするための、実践的で「目からウロコ」なアドバイスを5章にわたって解説

 

古堅純子(ふるかた・じゅんこ)
1998年、老舗の家事代行サービス会社に入社。20年以上現場第一主義を貫き、お客様のもとへ通っている。5000軒以上のお宅に伺いサービスを重ね、独自の古堅式メソッドを確立。整理収納アドバイザー1級。個人宅や企業内での整理収納コンサルティング、家事効率化支援事業を展開。テレビ・ラジオ・雑誌などメディア取材協力も多数

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『シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識』

(古堅純子/朝日新聞出版)
5000軒以上の家を片づけてきた著者が、その豊富な経験から「シニア世代の片づけ」の極意を紹介。後ろ向きの「終活」ではなく、夢と希望をもって、限りある日々を輝いて過ごす「生前整理」のための考え方はまさに目からウロコ、です。著者が提案する、実践的な「シニアのためのらくらく片づけ5ステップ」も必読です!

※この記事は『シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識』(古堅純子/朝日新聞出版)からの抜粋です。
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