きもの幅を生かして自分好みにアレンジ。紬のワンピース/岡本孝子さんのシンプルきものリフォーム

気軽に着られるワンピースは、1枚だけでおしゃれが上品に決まるのもうれしいところ。紬のきものをほどいて、着心地も着脱もラクな1枚を、舞台衣装作家の岡本孝子さんにご紹介いただきました。

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気軽に着られて、しかも上品さが漂うワンピースは、流行が移り変わっても多くの女性があこがれる服。1枚だけでおしゃれが決まりますからうれしいですよね。

「でも、体にぴったりしたものは私の年代には窮屈。背中にファスナーがあったら着替えも大変です。そこで、楽で着やすいものをと、紬のきものをほどいて作ってみたんですよ」と岡本さん。

36㎝のきもの幅を生かして身頃とスカート部分を裁ち、ぬい合わせています。上からさっとかぶるように着て、さあ、街へお出かけです。

 
身頃とスカートを別々に作ってから、ウエスト部分でぬい合わせます。きもの地の柄が縦横に切り替わっているので見た目にも楽しいですね。前身頃は左右を合わせた形。このデザインはきものの着方から発想したそうです。同じきもの地で作ったかわいいくるみボタンを付けて。スカートはきもの地を縦に6枚ぬい合わせています。たっぷりしていて歩きやすいのもうれしいところです。

 

1903_p118_01.jpg後ろ身頃と袖をつないで...
縦じまのきもの地を横に使って、後ろ身頃と袖を続けて裁っています。袖付けをしなくてもいいのです。

色柄は違っても、きもの地の幅は約36cmと決まっています。だからこそ、ほぼ同じ手順で手軽に作ることができるのです。
「絹の風合いと軽さが肌に心地いいですよ。シンプルなデザインですからきっとどなたにも似合います。幅広い世代の方に楽しんでいただけたらうれしいです」


●作り方は『毎日が発見』2019年3月号P121~123で説明しています。

 
取材・文/飯田充代 撮影/木下大造 スタイリング/岡部久仁子

 

 

岡本孝子(おかもと・たかこ)さん

1937年、東京生まれ。文化服装学院デザイン科卒業。1987年より劇団SCOT主宰の鈴木忠さんとともに舞台衣装制作に携わる。現在もオペラなど多くの舞台衣装を作り続けている。プライベートではきものをリフォームしてはおしゃれを楽しんでいる。

この記事は『毎日が発見』2019年3月号に掲載の情報です。
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