きものの端切れでかわいいかごができました。部屋の中で使うなら、小物やパン、お菓子を入れて。お出かけするときは、腕にさっと掛けて...。いくつもの使い方ができます。
作り方は、気軽な工作感覚。100円ショップで買えるアルミワイヤーを、端切れでくるくると巻いて編んでいきます。
指でらくらく曲げられるから、形も自由自在。用途に合わせて丸くしたり、横長にしたりと楽しんで。手作り作家の青柳啓子さんに教えてもらいます。
中風呂敷を入れて
上の写真のようにきもの地で作った四角い布を収めると、よりきもの地の柔らかさとしなやかさを味わえます。編むときは、かごの上部を写真のようにしっかり巻き留めます。接着面が布同士なのですべらず、編み目もほどけにくいものになります。
便利なふた付き
ふたは厚紙にきもの地を貼ったもの。浴衣にも似合います。物をしまいやすいよう、底には、形くずれを防ぐ底板(厚紙)をセットしています。
形をまん丸に...
側面を手で広げて、形を変えました。パンやお菓子を入れれば、すてきなおもてなしの
器になりそうです。
色柄違いで
違うきもの地で作れば、違う雰囲気に。こんなふうに花を生けた小瓶を入れてもいいですね。
※作り方は『毎日が発見』2018年7月号P122~123で説明しています。
取材・文/飯田充代 撮影/奥谷 仁
青柳啓子(あおやぎ・けいこ)さん
1955年福岡県生まれ。手作り作家として布花、ワイヤークラフト、羊毛フェルト小物などを数多く発表し、雑誌やテレビで活躍。フランスの片田舎をイメージしたアンティークな新築住宅・ラフェルムのプロデュースも手がける。著書は『青柳啓子のナチュラルスタイルブック』(オレンジページムック)他多数。