毎日が発見ネット世代を代表する魅力にあふれた"あのひと"。美しく年を重ね、いまをポジティブに過ごす彼女たちの姿に惹かれている方も多いはずです。そこで毎日が発見ネットでは、素敵な彼女たちの魅力に迫るべく「発見隊」を発足! 今回はそんな「発見隊」メンバーのひとり、朝倉真弓さんにお話をおうかがいしました!
素敵なグレイヘアが印象的な朝倉真弓さん。「印象年齢マイナス10歳!」をキーワードに、美姿勢&ウォーキング講師としてメディアなどでもご活躍されています。
──「印象年齢マイナス10歳!」はとても気になるキーワードです。50~60代は具体的に何に気を付けるべきでしょう?
ウォーキングレッスンで「美姿勢」を披露
朝倉さん:年齢を重ねると、どうしても猫背で前かがみになり、足の外側に荷重しがちになります。ご老人のイラストを検索すると、「前かがみ気味」かつ「O脚気味」でシルバーカートを押しているイラストが出てきますよね。まさにその姿が、年齢を重ねた体の特徴なんです。
そうならないためには、立った時も座った時も、自分の体の中心に真っ直ぐな軸が通っている意識を持って過ごすことが大切。その意識だけでも、姿勢保持筋とも呼ばれるインナーマッスルが刺激され、良い筋トレにもなりますよ。
──美姿勢はインナーマッスルの筋トレにもなるんですね。朝倉さんのような美しいスタイルを目指すには、どのような運動や習慣を心がけると良いですか?
「お水を飲んで巡りを良くすること、そして姿勢を意識することが大事」と朝倉さん
朝倉さん:私はこまめにお水を飲むことを意識しています。外出するとついつい水を飲むのを忘れてしまいますが、できるだけこまめに飲んで巡りをよくするように心がけています。
あとは、上に書いたような一本の軸が体の中心を通っている意識を心がけること。最初は
1日に3回「あ、ちゃんとしなきゃ」と思う程度かもしれませんが、それが1日に5回になり、10回になるだけで、良い姿勢でいる時間が長くなります。
私たちはスマホやパソコンが手放せない現代人ですから、そういったものに向き合うときに姿勢が崩れるのは仕方がありません。なので、最初から1日中良い姿勢でいなければならないと追い込むのではなく、姿勢を意識する時間をちょこちょこと増やしていくようにすれば良いのではないかと考えています。
グレイヘアが素敵♪ 白髪染めをやめたきっかけは
──グレイヘアを始めたきっかけなどはありますか?
コンプレックスを抱える人に勇気を持ってもらうために「グレイヘア」の講演や執筆、商品開発も
朝倉さん:子どもの頃から若白髪が多くて、18歳ごろから常に髪を染めていました。そのせいか、40歳を過ぎた頃から頭皮が痛み、髪が抜けるようになってきてしまって。45歳で白髪染めをやめる決断をしました。
当時はグレイヘアという言葉が一般的ではなく、検索しても日本人女性でグレイヘアの人はあまり見つかりませんでした。だったら自分が白髪染めをやめていく過程を発信していこうと考え、ブログを書きながらグレイヘアへと変身したんです。
──白髪染めをやめたことがブログやインスタなどで情報を発信するようになったきっかけだったんですね。
ブログや講演会を通じて、魅力を発信し続ける朝倉さん
朝倉さん:はい。アメブロは、グレイヘアにしようと決心してから書き始めました。最初はニックネームで、顔出しせずに綴っていましたが、たくさんの読者さまに恵まれ、多くのコメントをいただき始めたのをきっかけに、ちゃんと顔を出して責任を持って発信しようと考え、今に至っています。
インスタも、ブログで顔を出し始めた頃から本格的に開始しました。たまにアンチなコメントも飛んできますが、それもまたひとつの意見と考え、適当に耳を傾け、また受け流しつつ(笑)楽しんでいます。
──カラーや柄を取り入れたコーディネートがグレイヘアによくお似合いです。コーディネートのコツや意識していることはありますか?
とある日のコーディネート。「青空とワンピとグレイヘア とてもお似合いです」というコメントも!
朝倉さん:グレイヘアにして髪の色に重みがなくなったせいか、華やかな色や柄の服を着るのが楽しいです。最初は、ストールやスカーフ、アクセサリーなど小さな面積のものから取り入れ、だんだん大きな面積へと広げていきました。色を取り入れてみたいなと思う方は、小さなアイテムから挑戦してみたら良いと思います。
個人的には、気に入った色は怯まずに取り入れていこうと思っています。ですが最近、パーソナルカラー診断を受けて似合う色の傾向を知り、さらにファッションが楽しくなってきました。診断結果に縛られるのはつまらないですが、似合う色の傾向を知っておくと便利だなと感じています。
45歳で白髪染めをやめ、グレイヘアへと生まれ変わった朝倉さん。常に前向きでファッションやヘアスタイルを楽しむ姿勢こそ、彼女が多くの人を虜にする理由の1つなのかもしれません。
取材・文/伊藤延枝