きものの端切れで作った小物をご紹介するこの連載は、渋沢英子さんに教えていただくことになりました。今回は「暮らしの小物『小さい針山』」です。
【前回】表情豊かに仕上げてかわいい♪ きものの端切れで作る「暮らしの小物」小鳥のメジャーカバー
【最初から読む】きものの端切れで作る裁縫道具。簡単にできる「糸切りばさみ入れ」
手元に置きたい裁縫道具
ボタン付けや裾上げなどをしたいとき、さっとすぐに取り出せる場所に、小さな道具がおさまったこんな裁縫箱があると便利。
箱はお菓子の空き缶。
ふたを開けると、いろいろな色柄のきもの地が目に飛び込んで楽しいですよ。
小さい針山
針山は綿をくるんだきもの地のボールで、土台はペットボトルのふた。
日常の針仕事には、これくらいのサイズが使いやすいものです。
簡単にできるので、いくつか作ってぬい針用とまち針用に分けたり、プレゼントにしても。
きもの地で包んだペットボトルのふたに、綿入りの針山をのせればできあがり。
作ってみましょう
材料
端切れ2種各8×8cm、手芸綿、ペットボトルのふた、ぬい糸
ペットボトルのふたが土台ですが、倒れることもなく安定感があります。
(1)針山用の端切れを直径約8cmの円形に裁つ。
(2)周囲を粗くぐしぬいして糸を引き、球形にする。糸は切らずに残しておく。
(3)球の中に手芸綿を詰めて形を整え、残しておいた糸をさらに引いて結ぶ。
(4)ペットボトルのふたを、土台用の端切れで包むようにして接着剤で貼る。
(5)(3)の針山を(4)の土台にのせるようにして、接着剤で貼る。
取材・文/飯田充代 撮影/奥谷 仁 イラスト/小池百合穂