『超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣』 (荒川祐二/KADOKAWA)第5回【全7回】
古事記の物語や日本の神々の歴史をコミカルに伝えるブログが人気の作家・荒川祐二さん。そのブログは、開設からわずか半年で1日最高5万アクセス、月間アクセス100万を突破しました。荒川さんの著書『超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣』(KADOKAWA)は、四季を通じて神さまを味方にするための極意をまとめたもの。1週間に1つのテーマをチェックするだけで、1年を通して運気をアップさせる「しきたり」を学ぶことができます。今回はこの書籍の中から、この時期に知っておきたい招福のためのコツをご紹介します。
※本記事は荒川 祐二著の書籍「超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣」から一部抜粋・編集しました。
【如月2月】温泉で日頃の穢れも祓うことができる
スクナヒコは、永遠の世界である「常世(とこよ) 」から来て、大国主さまと国造りをした後、「常世」に帰った神さまです。
そのため、かつての人々は、温泉をどこからともなく来た生命の水として、「常世から来る水」と考え、日頃の穢れを祓う禊ぎの場として温泉を活用していました。
神社参拝をする際に手水舎で手や口をすすぐと思いますが、これは、禊を簡略化している作業です。
昔は、冷水で全身を浸かって禊をすることを「水垢離(ごり)」、海なら「潮垢離」、そして温泉などの湯であれば「湯垢離」といい、全身を浸かることで神さま、仏さまの前に立つ自分にふさわしい状態を作るために身を清めていました。
それが温泉ならば、身を清めると同時に旅の疲れを癒す、「ご褒美時間」であったことに違いないでしょう。
今では、全国に3000カ所以上の温泉地があるそうです。
神社は、8万8000社以上ですから、「神社仏閣巡り」と「温泉」がセットで旅の醍醐味とされるのも分かりますね。
読者の皆さまも、そろそろ、温かい温泉に浸りながら、のんびり過ごしたくなってきたことでしょう。