日本で初めて湯治をしたのは神様だった⁉ 温泉は地球と一体化するパワースポット

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『超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣』 (荒川祐二/KADOKAWA)第4回【全7回】

古事記の物語や日本の神々の歴史をコミカルに伝えるブログが人気の作家・荒川祐二さん。そのブログは、開設からわずか半年で1日最高5万アクセス、月間アクセス100万を突破しました。荒川さんの著書『超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣』(KADOKAWA)は、四季を通じて神さまを味方にするための極意をまとめたもの。1週間に1つのテーマをチェックするだけで、1年を通して運気をアップさせる「しきたり」を学ぶことができます。今回はこの書籍の中から、この時期に知っておきたい招福のためのコツをご紹介します。

※本記事は荒川 祐二著の書籍「超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣」から一部抜粋・編集しました。

【如月2月】寒い季節は温泉の神さまに助けてもらう

春が待ち遠しい、そんな時は温泉にゆったり浸かって、体を芯から温め、のんびり過ごすのはいかがでしょうか。

ああ、つい自分の願望が表れてしまいましたね。ここでは、温泉と神さまにまつわるお話をご紹介します。

温泉の神さまがいらっしゃることを皆さまご存じでしょうか。

温泉が人間にとって体にいいと教えてくれたのは、日本全国を巡り、国造りを行った「大国主」と「スクナヒコ」と言われています。

国造りに勤しむ人々に2柱は、農作物の作り方や害獣・害虫を防ぐ方法などを授けてまわっていましたが、国造りに励んでいる最中、病に倒れたスクナヒコを助けるため、大国主が大分県の別府から「速水の湯」と呼ばれる温泉を引き、その病を癒したのが、日本で初めて行われた湯治です。

国造りを進めていくなかで自分たち神とは違い、若くして死んでしまう人間をかわいそうに思った2柱は、自身も温泉で病を癒したことから、人々に体に良い温泉の入り方を教えることにしました。

そうして開かれたのが静岡県・伊豆の温泉です。愛媛県の道後温泉もこの2柱が引いた温泉とされています。

体を芯から温め、疲れを癒し、体の調子を整える湯治は、日本各地で昔から行われてきましたが、それは、日本全国を巡った神さまのおかげで広まった知恵だったのです。

現代のネット社会のように情報が得られなかった昔の日本では、温泉が湧く場所によって泉質が変わることもあり、自分の体の不調にあった湯を探しに各地を巡ることも珍しくはなかったそうです。

大地の活発な熱エネルギーにより温められた地下水が、地上に沸き上がる温泉は、まさに、地球と一体化するパワースポットに違いありませんね。

あなたが温泉に入る際は、こういった神さまのことを湯に浸りながら思い出し、そっと御礼を伝えてみてください。

きっと、大国主やスクナヒコが喜び、あなたと神さまたちの距離がグッと近くなることでしょう。

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※本記事は荒川 祐二著の書籍「超開運! 神さま歳時記 仕事もプライベートも1年365日が絶好調になる48の習慣」から一部抜粋・編集しました。
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