そろそろ気になり出す2022年の運勢! 今回は社会運勢学の第一人者、山口知宏さんに「陰陽五行説で見る本命星別2022年の人間関係・家庭運」について詳しく解説していただきました。
生まれ年から本命星を探す
個人の運勢は、自分の生まれ年に巡っていた九星の本命星で見ます。年の変わり目は節分とし、2月3日生まれまでは前年で見ます。
【一白水星】
困難を招き入れ平常心で過ごす
2021年により高いステージに上った一白水星にとって、新たな人生のスタートが近づいている。
2022年は俗にいう厄年だが、「役年」ととらえて、お役目のために悩みから学ぶ年にしたい。
トラブルが重なることもあるが、問題と向き合おうとせず、誰かのせいにしてしまうと、かえってドツボにはまるので注意しよう。
勇気を出して向き合ってみたら案外大したことなく、過ぎてみれば笑い話になることがほとんどだろう。
2022年に始めたことは徐々に大きな流れとなり、人生が大躍進する可能性が高い。
最も避けたいのは、家族や特に夫婦間の溝が深まることだ。
外で起きたトラブルを引きずって、家でも仏頂面で過ごすのではなく、家族にだけは自身の情けない部分も全部さらけ出そう。
会話が難しければ共通の趣味を楽しんだり、映画館に行くのもいい。
意義のあることに固執せず、夫婦で過ごす時間を大切にできれば、何をしても好転する。
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【二黒土星】
期待に応えるほど運気が高まる
2022年の二黒土星は恩返しの一年で、人の役に立とうとすることで運気が向上する。
これまで大変だった時期に、手を差し伸べて助けてくれた周囲の人に恩返しをしたい。
例えば、地域のお世話役などを買って出たり、面倒臭くて人がやりたがらないことを率先してやることが開運の秘訣だ。
家庭でもさまざまな役割を積極的に担うこと。
ただし、自分の得意分野を率先して行うよりも、家族が困っていることの解決を優先したい。
些細なことでも、家族の希望を叶えることに努めよう。
また、高齢の母親が健在の場合は、折を見て実家に帰ったり、お世話になった目上の女性がいれば、できるだけ会うように。
自分に用事がなくても、相手に用事があることはままある。
ただ無事を伝え、笑顔で言葉を交わすだけで構わない。
会う機会が増えることで、ちょっとした体調の変化などにも気付けて、トラブルを未然に防ぐことにつながる。
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【三碧木星】
驚きの連続により真の成長を遂げる
三碧木星にやっと春が到来した。
人前に出る機会が増えて行動が評価される年になるが、同時に批判も受ける。
その際、それらの声は甘んじて受け入れて敵を作らないこと。
2022年の良い運気を定着させるためには、謙虚さは欠かせない。
毎朝、仏前で手を合わせるなど、日々の積み重ねがとても大切だ。
また、2022年は驚くべきことがいくつも起こる。
一見ネガティブに見えることでも、凶を吉に変える心構えさえあれば、笑い話になることが多いだろう。
家庭では明るさを保つことを考えよう。
もともと三碧木星は明るい星だが、その反面、怒りっぽい星でもある。
2022年は称賛も批判も受けやすい年なので、一喜一憂しやすい。
それを家庭に持ち込むと、家族は翻弄されてしまうので、家庭ではわがままを抑え、丁寧に家族と触れ合おう。
また、この星は朝を気分良く過ごすと、一日快く過ごせるので、家族全員で早起きを心がけたい。
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【四緑木星】
多くの人の思いを乗せ飛躍する一年
いままでの努力が認められ、生活は大きく飛躍する。
四緑木星は家でのんびりしたい人が多いが、待っていては良い運勢は受け取れない。
大胆な目標を描いて、一歩を踏み出そう。
必要なものは全て手配される一年なので、言い訳はやめて、まずはやってみよう。
そうすれば、思わぬところから救いの手が差し伸べられて、物事はうまくいく。
できないことは人にお願いし、謙虚になればなるほど運勢は強くなる。
2022年は「ありがとう」「ごめんなさい」「お願いします」の3つの言葉を持って、強運の風に乗ろう。
忙しくても家を整えることに心を砕くこと。
特に長男、長女、父、母である四緑木星は、家庭内の問題をいち早く解決することを心がけたい。
ここ数年見ないようにしていたことも、待ったなしのところまできている。
内側に目を向けることが運勢の良し悪しを分ける一年だ。
問題がなかなか改善しない時は、家族で旅行に出かけよう。
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【五黄土星】
天命と向き合い真のリーダーへ
2022年の五黄土星は世界の中心に立っている。
それゆえ、全体をまとめる役割があり、周囲から求められるままに生きる一年にしたい。
しかし、この星は至ってマイペースで、独自の時間感覚と人との距離感を持っている。
それを押し通せば、変わり者のレッテルを貼られてしまうだろう。
既に舞台は用意されているので、いかに多くの人に参加してもらえるかを考え、期待することから期待されることに人生の軸足を動かすことが大きな転換点になる。
成果を出したいのなら、周囲の人が成果を出せるような環境作りをしたり、応援をすることが大切だ。
家を大切にする五黄土星だが、ここ数年は家庭を顧みることができなかったので、2022年は家族への心遣いを大切にしたい。
照れ屋で、愛情表現が苦手な星だが、夫の好きなおつまみとビールを用意するなど、小さなことから愛が広がっていく。
「いつもありがとう」の一言も添えられたら最高だ。
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【六白金星】
原点回帰の時。新たなる挑戦を
2022年の六白金星は、実力者からの応援がもらえれば、かなりの発展が期待できる。
打算を捨てて、夢や理想を追いかける姿があれば、応援してもらえる可能性がある。
自分も幸せになり、周囲の人にも喜んでもらえるような目標があれば、それだけでもう十分だ。
また、学ぶ時期にも差しかかった。
本などを読んで、これはという人を探してみよう。
リモート環境も充実してきたので、WEBセミナーやオンライン交流会など、学ぶ場はたくさんある。
学ぶ姿勢としての絶対条件は礼儀なので、そこは意識しておきたい。
2022年は怒濤の忙しさとなる。
充実感いっぱいで駆け回るように生きる六白金星も多いが、人生の果実は家庭にある。
目的を忘れて全力疾走してもゴールにはたどり着けない。
基盤である家庭にもしっかりと光を当てる一年としよう。
時折休みを取って、子どもや孫とキャンプに出かけたり、天体観測もおすすめだ。
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【七赤金星】
心に余裕を持って無敵の道を歩む
2022年は楽しみつつ、これまでの成果を味わう一年。
七赤金星の喜びの雰囲気は周囲にも伝わり、さらなる人的・経済的な出入りを生じさせる。
現役を引退した人や専業主婦の人は、思わぬ臨時収入がある。
負債がある人も返済の目処が立ち始める。
また、2022年は人間関係もすばらしい。
心の喜びや余裕から明るい表情になって、それを見た人が七赤金星に引き寄せられ、人間関係はより一層広く、彩り豊かになっていく。
2022年に出会った人たちは、七赤金星についていきたいと願っているので、ときにはリーダーシップを発揮することが大事だ。
家庭生活も楽しいものになりそうだ。
夫婦の間では、話題を共有できるような趣味を持つとよい。
もともと趣味が同じならいいが、そうでなければ七赤金星の方から誘わないと相手は動きそうにない。
バーベキューやホームパーティなど、家族みんなで楽しめるようなイベントを企画しよう。
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【八白土星】
開運のヒントは内にあり
2022年は、順風満帆に見えた人生に強烈なブレーキがかかる。
それは決して悪いことではない。
停滞感を覚え、苦労に見舞われるが、それは進化への階段を上り始めた証拠だ。
2022年の重大なテーマとして、「家」も避けて通れない。
家には「ハウス」と「ホーム」の意味があり、新築や転居、リフォーム、家具の買い替えなど、家にまつわる愛のある行動は吉に働く。
リモートワークを機に子ども夫婦が帰ってきて、二世帯住宅に建て替えるなど、住居や家族構成に関する変化は2022年の運気に乗っているので、積極的に受け入れよう。
また、家庭菜園を始めるのもいい。
成長の過程を家族で見守り、感動を共有するささやかな楽しみが家族の絆を深める。
「ホーム」は血縁を中心にしたコミュニティを表すので、ファミリーに対しての愛ある行為もまた吉となる。
コロナ禍で失われつつあった家族や親族との絆を取り戻すのに最適な一年だ。
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【九紫火星】
大転換のなか真の取捨選択を
2021年の九紫火星は人生の大転換期の入り口にいたが、この変化の傾向は2022年も継続する。
いままでは外的変化に翻弄されがちだったが、これからは自らの殻を脱ぎ捨て、まったく違う自分への解脱を図る。
だからこそ、あらゆる可能性に挑戦したい。
絵画や料理を習い始めるなど、興味のおもむくまま学びを進めてほしい。
九紫火星の「火」は単独では存在し得ず、何かについて燃えることで初めて輝きを放つ。
そのため、常に「誰と歩むか」がテーマになってくる。
2022年は人間関係に心を砕きたい。
何かを始める時は、必ず家族や周囲の人に丁寧に説明しよう。
そうすれば、予想以上に周囲は挑戦を好意的にとらえてくれるはずだ。
また、家族からもらった恩を返すのにも最高の年なので、夫婦水入らずで旅行したり、美術館に出かけるのもいい。
ここで夫婦関係が崩れてしまうと、2023年の厄年が一層苦しさを増すので、絆を取り戻そう。
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取材・文/田辺千菊(Choki!) イラスト/宮下 和