正体不明!目にも見えない!宇宙を構成する「ダークマター」って?/身近な科学

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※この記事は『[図解]身近な科学 信じられない本当の話』(涌井貞美/KADOKAWA)からの抜粋です。

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未知の暗黒物質「ダークマター」
銀河は泡(あわ)状の膜(まく)の上に並んでいる

星の集まりである銀河は、宇宙の中でどのように分布しているでしょうか。1989年に発表された報告によると、なんと銀河は泡状の膜の上に並んでいるのです。p144.jpg

 

さらに衝撃的なことは、旧来の考え方ではこの泡構造を説明できないこと。何か新しい物質の存在を仮定しなければ、このような宇宙を説明できません。

そこで登場するのがダークマター(暗黒物質)という未知の物質です。このダークマターは見ることができません。見える物質とは重力でしか影響をおよぼし合わないからです。

ダークマターは銀河を調べる中でも存在が必要とされています。たとえば、銀河では質量が中心に集まっているのに、中心近くの恒星も遠くの恒星も同じ速さで公転しています。常識的には、中心から遠いほど回転速度は遅くなるはずですが、これは銀河空間に別の物質が大量に存在しないと説明できません。それがダークマターと考えられています。

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これまで人が調べてきた物質は、宇宙全体の約5パーセントにすぎず、その5~6倍は未知のダークマターが占めていると考えられます。

ちなみに、残りは正体不明のダークエネルギーと呼ばれるものです。

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涌井貞美(わくい さだみ)

1952年、東京都生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通に就職。その後、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立。現在は書籍や雑誌の執筆を中心に活動している。著書は、『図解 身近な科学 信じられない本当の話』『雑学科学読本 身のまわりのすごい技術大百科』(以上KADOKAWA)、『Excelでわかるディープラーニング超入門』『ディープラーニングがわかる数学入門』(以上、技術評論社)、『「物理・化学」の法則・原理・公式がまとめてわかる事典』(ベレ出版)、『図解・ベイズ統計「超」入門』(SBクリエイティブ)など多数。

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『[図解]身近な科学 信じられない本当の話』

(涌井貞美/KADOKAWA)

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この記事は書籍『[図解]身近な科学 信じられない本当の話』からの抜粋です。

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