2020年に向けて、ますます増え続けるであろう外国人観光客。彼らを「おもてなし」するツール、それが英語です。
東京をガイドする英文を紹介する本書『東京を1分間英語で案内できる本』で、あなたも知的に、楽しく「英語で東京案内」してみませんか?
※この記事は『東京を1分間英語で案内できる本』(リサ・ヴォート/KADOKAWA)からの抜粋です。
前の記事「1分間英語でtokyo案内「ドジョウ鍋」(37)」はこちら。
東京と関西の「つゆ」の違い
Soup and stock in Tokyo
There are basically two types of traditional noodles, udon and soba. There are only slight variations around Japan when it comes to the noodles, but the soup? There's a huge difference between Kanto (Tokyo) and Kansai.
It's believed that the reason for this is that water in Kansai is soft and suited for kombu soup stock.The area uses thin soy sauce so the soup is lighter in flavor and color. Kanto's water is hard so bonito soup stock is used along with thick soy sauce. This makes the soup thick, dark, sweet, and salty.
~覚えておきたい語句・表現~
slight variations ...... わずかな変化
suit for ...... ~に合っている
soup stock ...... 出汁
flavor ...... 味、風味
bonito ...... カツオ
【和訳】
伝統的な麺料理には、うどんとそばの2種類があります。日本の麺料理は、種類は多くありませんが、つゆではどうでしょうか? これには関東(東京)と関西で大きな違いがあります。
よく言われている理由としては、関西は軟水で昆布出汁が向いているということ。この地域は薄口醤油を使うので、軽い風味と色になっているようです。関東の水は硬質で、かつお出汁に濃口醤油が使われています。そのため、つゆは濃く、暗い色で、甘く、しょっぱいのです。
★ワンポイント解説
生粋の東京人は麺をつゆにどっぷりつけないそうです。有名な落語のネタに「死ぬ前に、一度でいいからつゆをたっぷりつけてそばを食べたかった」と後悔する江戸っ子の話もありますよね。
【会話で東京案内】
A:That explanation about the soup difference between east and west Japan was interesting.
東日本と西日本でつゆが違う説明はおもしろかった。
B:I think I prefer the lighter soup.
自分は薄味のつゆのほうが好きだな。
A:Why?
どうして?
B:Because I can drink it when I fi nish the noodles because it doesn't seem so salty!
麺を食べ終わっても、あまり塩辛くないので飲み干せるからね!
次の記事「1分間英語でTokyo案内「最も有名な東京のB 級グルメはもんじゃ焼き」」はこちら。